かれこれ20年近く使い続けてきたシステム手帳を捨てて、昨年から PDA に移行したのだが、どうもしっくり来ない。
デジタル機器の方が体積に対する記憶容量が大きいとか、可搬性に優れているとか、通知してくれるとか、いろいろ利点はあるのだろう(というか、あると思って使い始めた)けど、だんだん手書きの手帳に心が傾き始めてきた。
イメージとして全体の粗密を俯瞰して捉えられるアナログなところにメリットを感じ始めたのである。要するに、アナログ時計をパッと見たときに、正確な時刻がわからなくても一日というスパンの中で「今」がどのへんに位置しているのかを感覚的に知ることができるようなものか。
あとは、実はデジタル機器よりも確実に記録が残るということか。何台も PC を渡り歩くと大昔に書いたテキストがいつの間にかなくなっていたりするのだが、手帳はモノさえあればデータは確実にそこにあるのである。 (私は整理下手らしいがモノは無くさないよ。ただ、どこにあるかがわからないだけで(笑) …..)
ということで、ミーハーな私は試しにクオバディスの手帳を使ってみることにした。 以前使っていた、いわゆるバイブルサイズのシステム手帳はリフィルが地層のように死蔵されてしまう(整理下手な私にとっての)デメリットがあるので、1年ぽっきりで使えるモノを使ってみようと思ったのである。
さあ、どうなることやら。