新聞社のウェブでジェルジ・リゲティが亡くなったことを知ったちょっとあとに、岩城宏之さんが亡くなったというニュースも飛び込んで来た。
リゲティといえば、映画「2001年宇宙の旅」で使われた《ルクス・エテルナ》や《アトモスフェール》あたりが有名なのか。オペラ《グラン・マカブル》も聞いてみたい(見てみたい)のだが …..
最初に聞いたのは13奏者のための《室内協奏曲》だった。硬派だった時代のバルトークをもっと硬派にしたような第一印象だった。
岩城さんは指揮されている映像はかなり見てきたし、エッセイもかなり読んでいたのだが、実演に接したのは2005年12月に聴きに行った東京佼成ウィンドオーケストラの演奏会だけだった。ステージ袖から登場する姿が余りに弱々しくてびっくりしたことを記憶している。(この演奏会、確か WOWOW が録画していたらしいんだけどなあ … 放送しないのかなあ …)
天国には岩城さんの友人がたくさんおられるから、新入りの岩城さんは挨拶回りが忙しいだろう。(たしか、誰かの追悼番組でこんなことをおっしゃっておられた。)
佼成との顔合わせで以下のような録音を残していただけたのは貴重な財産である。
合掌。