ついにこの日が来てしまったか …..
伊福部昭さんが8日に亡くなったそうだ。91歳。
映画「ゴジラ」の音楽を手がけたことで有名だが、近年は吹奏楽曲《吉志舞》が蘇演されたり、《シンフォニア・タプカーラ》《交響譚詩》《SF交響ファンタジー第1番》といった代表曲が吹奏楽編曲されたりと、吹奏楽との接点も多くなってきていた。
個人的に最初に伊福部作品に触れたのは、1980年頃の正月に NHK-FM で放送された「尾高賞30周年記念コンサート」だったと思う。この時に放送された曲の中では《交響譚詩》と吉松隆さんの《朱鷺に寄せる哀歌》が強く印象に残った。
実は数年前《シンフォニア・タプカーラ》の編曲許諾をいただき、途中まで作ってはみたのだが、団員の猛反対にあい、あえなく演奏を断念した ….. という経緯もある。
《シンフォニア・タプカーラ》は、芥川也寸志さんが新交響楽団を指揮した演奏が好きである。