静岡市で行なわれる「大道芸ワールドカップ」を見に行く。一家揃っての日常生活からの脱却が主な目的なので、それほど計画もせずに行ってみた。
メイン会場は駿府公園。いくつかのポイントがあってそこで演技が行なわれる。やはり演技が行なわれているところは人だかりがあるので息子を連れているとゆっくり見れない。結局、ビールを飲みながら会場内をうろうろする。(この日は平日。後から気付いたのだが人出はそれ以外の開催日よりはずっと少なかったのである。)
あらかじめガイドブックで見ておいた赤い付け鼻を息子に買ってあげようと思い売店に行くが、お姉ちゃんに鼻をつけてもらったらいきなり泣き出してしまった。
エアリアル演技ならそれほど人ごみも気にならずに見られると思い、駿府公園から常盤公園に移動する。こちらでは「ベンチャ」という男性一人/女性二人によるグループの演技を見る。ヴァイオリン演奏なども交えたなかなか優雅な演技。基本的には動きの美しさが売りだと思うのだが大技も用意されていて楽しめた。息子は熟睡(笑)。
静岡市にはあまり来たことがなかったのだが、私が住んでいる浜松市に比べると、市の規模も大きいのだが、いろいろな意味で豊かさを感じる。例えば常盤公園。中心部から少し西に外れたところにあるのだが、十分徒歩で行ける距離にある。こういうところに空間をたっぷり使った新しい公園が作られているのはいいなあと思う。城跡に作られた古風な駿府公園とは対照的である。
また、比較的狭い範囲で縦横に走っている主な通りはそれぞれに特徴があって新旧の店構えがうまく共存しているように思う。
こういうのを見ると浜松市の街作りはあまりにもプラグマティックな気がするのである。