航空自衛隊中部音楽隊第28回定期演奏会を見に行った。
2005年3月11日(金) PM7:00 アクトシティ浜松大ホール
第1部
- アーロン・コープランド/エンブレムス
- 渡部哲哉/行進曲「風の音に乗って」
- 高橋伸哉/ライト・フライヤー(中部航空音楽隊委嘱作品 本邦初演)
- I will…/清水大輔(中部航空音楽隊委嘱作品 本邦初演)
- ロン・ネルソン/ロッキー・ポイント・ホリデー
第2部
- ジョン・フィリップ・スーザ(日下部徳一郎)/士官候補生
- ホセ・ラカーリェ(中村春彦)/アマポーラ
- スティーブン・フォスター(前田憲男)/草競馬
- 大野雄二(三浦秀秋)/ルパン三世
- 清水大輔/ネクスト・エンジェルス(吹奏楽版 本邦初演)
- (渡部哲哉)/エルヴィス・ライブス
アンコール
- 矢部政男/航空自衛隊行進曲《空の精鋭》
私には演奏会をコープランドの《エンブレムス》で始める勇気はない。 あの有名な《アメイジング・グレース》が引用されているとはいえかなり晦渋な作品だし、情け容赦なく不協和音が続く。聞き手を惹き付けるのは難しい曲である。 しかし、鳴りのよいサウンドで聞かせたという感じ。
ネルソンの《ロッキー・ポイント・ホリデイ》もメカニカルで難しい曲である。 かなり速めのテンポでもしっかり曲になっていた。サウンドはちょっと荒くなってしまった気がしたが、勢いのある曲なのであのくらいでもいいのかも知れない。 マレット・パーカッションが密かに超絶技巧。
第2部は特に後半でピッチの乱れが気になった。各曲のリズムもちょっとタメがなくて流れてしまっているように思えた。
個人的には清水大輔さんの2曲を聞けたのが収穫。