日別アーカイブ: 2004 年 11 月 9 日

今日届いたもの(本)

封印作品の謎

円谷プロ作品「怪奇大作戦」に関するホームページを見ていて見つけた本。面白そうだったので注文してみた。

ちょっとした特撮マニアなら、例えば「ウルトラセブン」の第12話「遊星より愛をこめて」や「怪奇大作戦」の第24話「狂鬼人間」が欠番扱いになっていて、一般的には見ることのできない作品になっていることは知っている。この本ではそういった作品がなぜ欠番になってしまったのかということを細かく検証している。

ちょっと前に読んだ「放送禁止歌」という本でも感じたことであるが、表層的な部分だけをとらえてマスコミを批判する糾弾者と、それを深く考えることなく「臭いものに蓋」式に「自主規制」してしまうマスコミという構図は、実は無自覚的に表現者を抑圧しているのではないかと思う。

(例えば注意深く読んでみると、上記のウルトラセブン第12話が欠番となる発端となった抗議がいかに論理的に捻じ曲がったものであるかわかる。)

今日届いたもの

Computer Animation Video Album (Spec) [DVD] [Import]

先日のアメリカ出張で視察したショーで、とあるメーカーのブースがデモとして流していたDVD。オリジナル制作のものだと思っていたのであるが、たまたま係員がDVDを入れ替える時にタイトルが見えたので、それを頼りに探してみた。

アメリカのDVDショップでは見つからなく、インターネットで発注したものが今日届いたしだい。

日本のアマゾンでは別のタイトルになっているが、もともとは「ANIMUSIC」というタイトル。言ってしまえば打ち込みの音楽に合わせてCGが動くだけなのだが、そのアイデアがなかなか面白い。

例えば、次々と打ち出されるボールがドラムやヴィブラフォンの上でバウンドする様子や、魚の動きを思わせる物体がハープを弾いたりする様子が、バックで流れる音楽とシンクロしているのである。

味気ない音楽に目に見える運動性が加わっただけでこうも楽しくなるということは、通常の演奏でも視覚というのはかなり重要な要素なのだと思った。

DVDは輸入盤しかないようだがオールリージョンのようだ。