大友良英」タグアーカイブ

サンデーソングブックなどなど

ふと、こんなページを見つけました。

山下達郎さん サンデーソングブック 2011年03月20日「震災特別プログラム」

山下達郎さんは私と妻が共通でファンである数少ないアーティストなので(笑)、日本にいる頃はよくこのラジオ番組を聞いていました。

文字だけでも山下達郎さんの大いなる意思が伝わってくるような気がします。

久しぶりに《蒼氓》を聞きたくなりました。ドイツに来る際にリッピングしてきたかどうか心配でしたが、かろうじてベストアルバム「TREASURES」に収録されていたものがiPodに入っていました。

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また、日本時間午前5時(午後5時じゃないですよ)から行われた大友良英さんのUSTREAMでのソロパフォーマンスも見ました。開始直前に「ハンブルクから見ています。」というツイートを打ったのですが、画面の中でそれに反応していただいたのがうれしかったです。ドイツ時間では午後9時だったので風呂上がりの息子は「うるせー」とか言っていましたが(笑)。

ONJO

大友良英さんの「MUSICS」に付いてきたDVDを前半だけ見る。(ちなみに書籍の方は息子を寝かしつけながら隣で読もうと思ったらお父さんも挫折 … 一緒に昼寝してしまった)

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初めて見る ONJO (Ootomo Yosihide New Jazz Orchestra) の演奏風景である。2007年10月13日の京都精華大学でのライヴをアンコールを除いて完全収録しているらしい。

演奏者は観客を取り囲むように半円形に配置されている。大雑把に言うとドラムが右横あたり、大友良英さんのギターが左横、ベースとヴォーカルがほぼ正面で、管楽器を中心とするその他の人たち(トランペット、トロンボーン、サックス、笙、ピアニカ、正弦波など)がそれらの間、という感じである。5.1ch で聞くと分離がよくて、耳慣れた配置と違い、なかなか奇妙な感覚である。

映像の方は、もともと公開を前提としていなかったので記録として3台のカメラで部分部分を撮影していたらしい。(もっとも1台のカメラで全体を撮影できるわけがないのであるが)これらの映像が分割配置されて一つの画面の中で展開される。つまりどういうことかというと、右横で鳴っているドラムと、左横で鳴っているギターと、正面ちょっと左で鳴っているトランペットが、正面にある画面に映っていることがあるのである。これも聴覚と視覚がねじれる感じがして、なかなか奇妙な感覚である。

音楽の方は、いわゆるフリー・インプロヴィゼーション。ほとんど点描的な「静」から始まって、どんどんうねりが全体に波及していく感じ。映像の方も最初はほとんど何も見えない(画面が分割されていることすらわからない)が、だんだん誰が何をやっているか見えてくる。全体的には、ちょっと前に出た2枚組x2のONJOのベストよりも「静」の比重が高い。

音だけ聞いていると間が持たないような気がするし、ステレオ(2ch)のみの音声でも、なかなかこの配置の面白さがわからないと思う。期待以上のクオリティである。おまけというには豪華過ぎる。

野茂/名演/JAMJAM

お買い物。

Number の野茂英雄特集をウェブで探してみるとけっこう品切れになっているようで、amazon だとプレミアがついて定価より高くなっている。早めに入手しておこう(とは言ってもすでに発売後1週間経過)と思って書店へ行ったら普通に売っていたのだが、浜松だから?

あと、私のホームページを参考にしていただいているらしい(笑)「一音入魂! 全日本吹奏楽コンクール名曲・名演50 Part2」を。

それから大友良英さんのブログで知った「JAMJAM日記」を。

大友良英/TOKYO/北海道

(その1)

「Sweet Cuts, Distant Curves」

大友良英さんのブログで紹介されていたCD。Sachiko M さん(という呼び方もちょっと面白いなあ)と大友良英さんが韓国を訪れた際に現地のミュージシャンと録音したものらしい。「500枚限定」という言葉にひかれて、ついポチッと。

http://www.ftarri.com/cdshop/goods/balloonneedle/bnn-20.html

(その2)

それから、買うのを忘れていた映画「TOKYO」のサブテキストという位置付けのDVD。ミシェル・ゴンドリーとかレオス・カラックスとかでなかなか惹かれるものがあるのだが、いちばん見たいのはHASYMOの《Tokyo Town Pages》のレコーディング風景だったりする …

(その3)

古本屋さんのウェブをつらつらと見ていたら「北海道吹奏楽連盟40年史」という本を見つけたのでポチッと。

実は「吹奏楽コンクールデータベース」の北海道支部大会の成績は「北海道吹奏楽ネット」さんのコンテンツを転載させていただいている。こちらのページは第7回(1962年)の結果から掲載されているのであるが、ごくわずかだが欠けている情報があるのでこれで補完できればなあと。

今年のベスト7

おそらく今年はもう CD を買うことがないと思うので、思いつくまま今年のベスト7を選んでみた。ベスト5にしようとすると外せないモノばかりだし、かといってベスト10にするのは無理矢理突っ込んでいる感じになってしまうので中途半端な数になってしまった。(順不同です)

BLUE MOON BLUE

軋轢

アウト・トゥ・ランチ

ONJOプレイズ・エリック・ドルフィー・アウト・トゥ・ランチ

東京シャイネス(初回限定盤) [DVD]

インヴェンションズ&ディメンションズ

モダン・タイムズ(初回生産限定盤)(DVD付)

別の列車で昼食へ(あるいは電気的対位法)

タワーレコードのポイントカードが溜まったので何かを買いに。

ONJOプレイズ・エリック・ドルフィー・アウト・トゥ・ランチ

先日書いた、エリック・ドルフィーの「OUT TO LUNCH」を大友良英率いるONJO(Otomo Yoshihide’s New Jazz Orchestra)がカバー(リメイク?)したもの。まだ聞き込んでいないのだが、例えば1曲目は原曲の冒頭にあるフレーズが聞かれたと思ったら、あとは原曲から遠く離れた世界の音楽のように聞こえる。(妻曰く「悪魔のような音楽」)

さて、もう一枚何を買おう?と思ってふと頭に浮かんだのがこれ。最近会話に出てきたのが記憶に残っていたのかな?


ライヒ/ディファレント・トレインズ
クロノス・カルテット(弦楽四重奏団)による《ディファレント・トレインズ》とパット・メセニーの多重録音による《エレクトリック・カウンターポイント》が収録されている。表ジャケには線路、裏ジャケにはその構図を模したギターのフレットが並んでいる。初期の作品(例えば《カム・アウト》とか《ピアノ・フェイズ》とか)では反復の細かなずれが大きなうねりのように聞こえてくるのが面白かったのだが、それに比べるとこのあたりの作品はずいぶん大らかになっていてポップに聞こえる。《ディファレント・トレインズ》とクラフトワークの《アウトバーン》の距離は近い。

のだめカンタービレ 16巻 限定版 (Kodansha Comics Kiss―講談社プレミアムKC)

おっと、もう発売していたんだ。そうね、ドラマも始まるもんね。とりあえずシャーペン付きを買った。やっぱり千秋は千秋なのである。(ああ、そうですか。私もそうですか。)最後の最後で思いがけない展開。

「い」は「いけず」の「い」、「し」は「しぶちん」の「し」

いろいろお役所へ行かなければいけない用事があったので(とても忙しいんだけど)有休取得。

余った時間でいろいろとお買い物を。

ウェブで見かけた情報をもとに100円ショップ「キャンドゥ」へ。 CD の収納に愛用しているフラッシュ・ディスク・ランチが、ここで売っている「マルチボックス L サイズ」にぴったり収納できるそうなのである。 サンプルを一個持って行って店内で入れてみると、確かに感動的にぴったりである。 いくつか買って試してみることにした。 欠点は恥ずかしいくらいポップな外観か。 単色とか半透明にしてくれればいいのに。

予約していた CD を取りに行ったついでに何枚か。

モダン・タイムズ(初回生産限定盤)(DVD付)

ついにリアルタイムでディランを聞くことになってしまった。そういえばふだん聞いているディランって30年くらい前の声なんだもんな。想像していた音域より1オクターブ下で歌い始めたのでちょっと違和感(笑)。

しかし凄くかっこいい。最近のヘビーローテーション。スタンダードなロックンロールやブルースのスタイルを下敷きにしたシンプルなバッキングなのだが、最初から最後まで聞かせる曲ばかりが揃っている。

1曲目《サンダー・オン・ザ・マウンテン 》、6曲目《ワーキングマンズ・ブルース #2 》がお気に入り。

GO!GO!NIAGARA 30th Anniversary Edition

最近、xx 周年を機に大滝詠一の過去のアルバムが再発されている。「Niagara Moon」でかなりはまってしまったので、それ以来追いかけているのである。

クレツマー・クラシックス

浜松市内の吹奏楽団がブロッセの《タンタン》を取り上げるそうなので予習のために買ってみた。

山下毅雄を斬る

例の期末恒例半額セールのワゴンから。前回は見かけなかったので補充されたのかな?大友良英、それからゲストの面々に惹かれて買ってみた。

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書店へ。 うぅ、読みたい本がいっぱいあるよぅ。

しぶちん京都

新刊が出たら迷わず買う作家(?)のひとり。アジアを歩き回っている時期のやつは面白かったのだが、この京都シリーズはそれに比べると少しパワー不足。ま あ結婚されて落ち着いたらしいのでバッグパッカーもやってられないのかな。そういえば友人で子供が生まれる前に奥さんに頼み込んでインドへ一人旅したやつ がいる。

誰か Somebody (カッパノベルス)

最新作「名もなき毒」はさっそく買ったのだが、まだ読んでいない、というか妻に先に読まれた。これは、その「名もなき毒」に続く作品だということを知ったので買ってみた。たぶん妻に先に読まれるのだろう。

宮部みゆきは「火車」ではまってからミステリーの代表作はほとんど買っているのだが、なぜか中断せざるを状況になってしまって最後まで読み通せた作品がほとんどないのである。

教授ライブ@ICC

ICCで行なわれる教授のコンサートを見に東京へ。

新宿でお昼を食べるときはよくアルタ地下の「ハイチ」を使っていたのであるが、なくなってしまったようなので新宿センタービルにあるお店の方へ行 く。もちろん注文するのはドライカレーとコーヒーのセット。わりと広いのだがお客さんの喫煙率が高いのがちょっと難。それからコーヒーが普通のコーヒー カップに入ってくるのもちょっと興ざめ。アルタ地下のお店はもうちょっとこだわりのあるカップだったのだが ….. とはいえ、いくつかあるお店の中では新宿駅からいちばん近そうなので、とりあえずはここを使うことになるのだろう。

そのあとは、まずディスクユニオンの各店をのぞく。Yellow Dog から出ているビートルズのレット・イット・ビー・セッションのCDが組物で安くなっているやつ(もちろんブートレッグ)とか、晩年のフランク・ザッパがア ンサンブル・モデルンを指揮した「イエロー・シャーク」の映像盤(もちろんブートレッグ)とかに心惹かれる。しばし逡巡するが、前者は買ってもまず聞かな い気がするし、後者も公式に出ている「イエロー・シャーク」や「グレッガリー・ペッカリー」をまず聞けっちゅう話だよなあ ….. と思い、結局買うのをやめた。

その後は例によってタワーレコードの新宿店へ。 いちばん欲しかったのは先日職場の後輩から聞かせてもらって激しく感動したフェネスの「ライブ・イン・ジャパン」だったのだが、残念ながらこれはなかった。

ということで、当てもなく買ったのが以下の3枚。

The Wire 20 years 1982-2002

「WIRE」という雑誌の創刊20周年を記念して2002年に作成された3枚組のコンピレーション。フリーとかアヴァンギャルドとかアンダーグラウンドとかエクスペリメンタルとかといった言葉でくくれそうなアーティストの名前が並んでいて面白そうだった。

エンニオ・モリコーネ(あの「ニュー・シネマ・パラダイス」からは絶対想像できない音楽!)とか、フェネスとか、アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテンとか、大友良英とか、ジョン・ケージとか、ビョークとか。

John Zorn: Rituals

ジョン・ゾーンが作曲したオペラ(と言っていいのかなあ?)。1人の歌い手と10人の演奏者のためのモノドラマ。楽器編成はフルート(ピッコロ、アルトフルート持ち替え、以下同)、クラリネット(バスクラリネット、Ebクラリネット)、バスーン(コントラバスーン)、トロンボーン、2人の奏者による各種打楽器、ピアノ(ハープシコード、チェレスタ、オルガン)、ヴァイオリン、チェロ、コントラバス。

5楽章からなり、計30分ほどの演奏時間である。演奏者もいろいろな動作を要求されているシアトリカルな作品らしい。1998年にバイロイト・オペラ・フェスティバルで上演された際には賛否両論だったらしいが、音を聞く限りそんなに絶賛するべきものでも拒否反応を示すべきものでもないように思える。ジョン・ゾーンの作品を聞くのだったら「マサダ」とか「ネイキッド・シティ」の方が面白い。

ローリー・アンダーソン―時間の記録

CDサイズの書籍にCDが付録としてついているもの。 上記の教授のライブは、そもそもICCで開催されているローリー・アンダーソンの回顧展「時間の記録」の一環として行なわれるイベントなのである。この本はその展覧会のプログラムのような位置付けになろうか。

どうもパフォーマンス・アートというと眉に唾をつけながら見てしまうのだが、ローリー・アンダーソンの場合はテクノロジーを使って、それをわかりやすく示しているのが受けているのかなあ?

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そんなこんなで教授のライブである。 矢坂健司さんのブログで 見たように、基本的にラップトップを使っての即興演奏。ステージは左からスクーリ(基本的にベース+ギター?)、ジャンセン(ラップトップ)、教授(ラッ プトップ)、フェネス(ギター+ラップトップ)、小山田(エフェクター+ギター)。約3O分遅れの開演で、1時間ほどのノンストップの即興演奏。これは穏 やかな部分が多くて正直ときどきウトウト。それもなかなか心地よい。アンコールはかなり激しかった。

まさか《BEHIND THE MASK》や《TONG POO》などを期待してきた人もきっといないと思うし、こういう肩の力を抜いたライブ(リハはなく、ほとんどぶっつけ本番だったらしい)は「その場にいる」ということが大事なのだと思う。