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リスボン日記 (その1)

今年の秋休みはポルトガルのリスボンへ。

ハンブルクからはリスボンへは直行便はなかった(あるいはあったのかも知れないがスケジュール的には合わなかった)ので、デュッセルドルフでの乗り換え便を使うことになった。

「地球の歩き方」によるとリスボンの空港から中心部への移動手段はバスしかなさそうだったのだが、いざ着いてみると地下鉄が空港まで延びていて、極めてスムースに移動することができた。

本日のイベントは、サッカーのポルトガルリーグの観戦。リスボンに本拠地を置くSLベンフィカと、SCベイラ・マルの試合である。事前にホテルに問い合わせた時には「相手はそんなに強いチームじゃないから心配しなくてもチケットは当日買えるよ」というアドバイスをもらったのであるが、当日の手間を考えると事前に入手しておきたかった。ヨーロッパのいろいろなリーグ同様チケットは直前にならないと入手できないので、出発の数日前にネットで購入し、チケットは現地でピックアップすることにした。

ベンフィカのホームスタジアムである「エスタディオ・ダ・ルス(光のスタジアムの意)」の近くには「コロンボ」というショッピングモールがあるので、そこのフードコートで軽い夕食を取ることにした。他のヨーロッパ諸国ではあまり見ないブラジル料理の店が目につく。

さて試合。現在首位を走るベンフィカと最下位に位置するベイラ・マル。普通にベンフィカが勝つだろうという試合だし、この直前にはチャンピオンズリーグのFCバルセロナ戦があったせいか、あまり盛り上がらない雰囲気である。キャパ65000人のスタジアムに対して観客数は28000人だった。

ベンフィカでは有名(らしい)な開始パフォーマンス。エンブレムに鷹が使われるということで、どこからか鷹が飛んできて不フィールド中央に置かれたエンブレムの上にとまる、というものである。

試合開始直後にセットプレーからベイラ・マルが先制。ボールポゼッションはほとんどベンフィカなのだが、肝心なところでミスが出たりしてなかなか点が入りそうにない。ミスがあるとホームといえども容赦ないブーイングが浴びせられる。(これを考えると、ドイツブンデスリーガ、特にHSVのサポーターはおとなしいのか …)

後半開始して間もなく、やっと噛み合ってきて立て続けにベンフィカが2ゴール。結局スコアはこのままで、何とか2-1で勝利することができた。

知っている選手が全然いなかった(唯一知っていた元アルゼンチン代表のパブロ・アイマールはベンチ入りせず)のだが、ウルグアイ代表の右サイドバック、マキシ・ペレイラがいい動きをして攻撃に貢献していた。あとは特に印象に残らなかったかなあ … とはいえ、パスの強さや正確さ、事前にパスの出しどころを「感じる」ことができるコンビネーションなどはかなり高度だと感じた。