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休養
昨日、暑い部屋でぶっ続けで会議をやっていたらだんだん気持ち悪くなってきたので、今日は会社を休ませてもらいました。 ごろごろしながら読んだ本。 のんのんばあとオレ (講談社漫画文庫) こちらでも JSTV 経由で「ゲゲゲの女房」(通称:げげにょ)が放送されています。妻と息子はこれを見てから幼稚園へ出かけるのだそうです。(お父さんはそれより前に出かけていますが …)またアニメの「ゲゲゲの鬼太郎」(憂歌団が主題歌を歌っているヴァージョン)も放送されているので、我が家ではちょっとした水木しげるブームになっています。この本は妻が興味を持って日本から取り寄せたものです。 ブラバンキッズ・オデッセイ―野庭サウンドの伝説と永遠のきずな (今はなき)神奈川県立野庭高等学校吹奏楽部とその指揮者だった中澤忠雄氏に取材したノンフィクション。前著「ブラバンキッズ・ラプソディー」がそのキャリアの前半を描いているのに対して、こちらはその後半を描いています。 そして、以下のビデオがこのコンビでの最後の全国大会となった際の課題曲と自由曲。この本を読むと涙なくしては見れません。(この演奏は実演にも接しているのですが、正直なところ当時はそれほど感銘は受けませんでした。) 【ニコニコ動画】【吹奏楽】 アップル・マーチ 神奈川県立野庭高校 【ニコニコ動画】【吹奏楽】 シバの女王ベルキス 神奈川県立野庭高校 ***** スイス氷河急行での事故、大変ですねえ。実は再来週乗ることになっているのですが …
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露出情報
当然ここドイツでは見られないわけですが、今年も「吹奏楽の旅 2010」という番組が放送されるようですね。 1億人の大質問!?笑ってコラえて! で、6/9 の放送では鹿児島情報高校におられる「吹奏楽の神様」が登場するそうです。 先日、この番組の制作を担当されている方から連絡をいただきました。この先生の過去の実績を示すために吹奏楽コンクールデータベースの検索画面を使いたいとのことでした。 どのくらい映るかわかりませんが、番組を見ようとしている方はご注目下さい。
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ホームページを更新しました
ええと、このままではいつになっても更新できそうにありませんし、来週以降は引っ越しでバタバタしてしまうので、吹奏楽コンクールデータベースを更新することにしました。現在の登録団体数は 17,669 団体となっています。また、結果一覧については、「同じ部門の他の年度の結果への移動」「同じ年の他の部門/他の支部大会の結果への移動」などについて少し使い勝手を変更しました。それから、(まだ途上ですが)集計についての機能を強化しました。 まだナビゲーションで納得いかないというか、どう動作すべきか迷っている部分もありますので、使い勝手についてのご感想、またバグのご報告などありましたら、お気軽にお知らせいただきたいと思います。 それから、どんな些細な情報でも結構ですので、現在不足している情報のご提供をお願いいたします。
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備忘録:吹奏楽データベース修正
やはり少しずつ気温が上がっています。昼間は陽もさしていました。夜になって、交通量が多い道路は雪も氷もなく乾燥した状態になるのですが、交通量が少ない道路(例えば会社の駐車場など)は溶けた雪の表面が凍るので、つるつるの氷になってしまいます。 ***** 相変わらずノドが痛いです。会社でもゴホゴホやっている人が増えてきているような気がします。早く寝よっと。 ***** 備忘録。 吹奏楽コンクールデータベースをながめていると「はて?」と思う作曲家、自由曲を目にすることがあります。今まで確認する術がないと思っていたのですが、今さらながらにブレーンのミュージックダウンロードストアを利用すればいいことに気付きました。ここにはかなりの数の全国大会音源があって、冒頭だけなら無料で視聴できるわけです。というわけで、(少々どうでもいい話ですが)データベースを修正したメモです。 1979年(第27回大会)の一般の部に出場した郡山吹奏楽団。資料には《ロシアの教会音楽》(リード)と書かれているのですが、これが《ロシアのクリスマス音楽》であることを確認しました。まあ、これは言わずもがなですが、一応確認ということで。 これは多数あるのですが、自由曲が《トッカータとフーガ》(バッハ)とだけ書かれている団体があります。全国大会でこう書かれていた団体については、全て《トッカータとフーガ ニ短調》であることを確認しました。支部大会については確認手段がないのでそのままにしてあります。まあ、ほとんどが「ニ短調」だと思うのですが、たまに「ハ長調」を取り上げる団体もあるので即断はできません。 1970年(第18回)の大学の部に出場した福岡大学吹奏楽団。《ファンタジア ト長調》(マーベス/R.L.リースト)とあります。ずっと読み違えてフランシス・マクベスだと思っていました。マクベスがこういうタイトルの作品を書いたことがないことを確認したあとで演奏を聴いてみたら、何のことはない、バッハの《ファンタジア ト長調 BWV572》であることがわかりました。それと、この表記から編曲者はR.リーストとE.F.ゴールドマンだと思います。で、念のため1974年(第22回)の一般の部に出場した横手吹奏楽団の自由曲《ファンタジア ト短調》(私にリストにはこうありました)を聞いてみたら、これも同じ作品でした。 サーバーへのアップロードはもうちょっとまとまったところで行いますので、少々お待ちを。
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吹奏楽コンクールデータベース更新しました
時おり晴れ間ものぞいたりするのですが、相変わらずかなりの雪が降っています。ということで、基本的には部屋の中でまったりとCDを聞きながら吹奏楽コンクールデータベースの整理などを。先日ちょっと触れましたが「中国吹奏楽連盟 40年のあゆみ 記録集」(Special Thanks to ブレーンさん)をもとにしながら、 中国支部大会高校の部 中国支部大会一般の部 を一通り入力しました。とはいえ、この記録集の平成元年以前の記録には「支部大会演奏順」「団体名」「指揮者名」「自由曲」しか掲載されていません。「賞」「課題曲」「作曲者」「編曲者」等の情報がありましたらお知らせ下さい。 (自由曲でも作曲者が自明のものは追記していますが、「交響曲第5番」とか「第2組曲」とか「パッサカリア」とか書かれているだけだと判断がつきません … 時代的におおよその見当はつくのですが、それでも独断は禁物かと …) データを眺めていた気付いたのですが、鳥取県の一般団体が中国大会に出場するのは昭和59年からなんですね。それまで鳥取県の一般団体がコンクールに出ていなかったわけではないと思うのですが、何か事情があるのでしょうか?
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バンド維新2010
まだ詳細は発表されていないようですが、とりあえず蓬田梓(よもぎだ・あずさ)さんの作品が公募入選したようですね。 航空中央音楽隊(非公式)ブログ http://jasdfband.blog.ocn.ne.jp/schedule/2009/12/2010cd_7cb1.html ご本人の経歴? https://www.musicman-net.co.jp/musicmon/view5.cgi?nid=n090130&page=0&dir=new0911&return2=view4.cgi&
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GIA新譜
久しぶりの吹奏楽ネタです。 明日からミッドウェスト・クリニックが開幕ということで、毎年恒例のユージン・コーポロンと北テキサス・ウィンド・シンフォニーによる GIA Wind Work Seriesがリリースされました。ドル安でもあるので、ごそっと注文してみました。届くのは年明けかなあ … 吹奏楽についてのアンテナが低くなってしまってからかなり経ちますが(というか、受信しようにもハンブルクには電波が来ていないのではないかという …)、久しぶりに聞いてみようかなと。 (CD-819) Musings Wild Nights! / Frank Ticheli Lullaby for Noah / Joseph Turrin Parody Suite / Steven Bryant Colorado Peaks / Dana Wilson Les Couleurs Fauves (Vivid Colors) / Karel Husa Sinfonia No. 4 / Walter Hartley Lone Star Twister / Donald Grantham やっと、カレル・フサの《レ・クレール・フォーヴ》(個人的には「フォーヴィスムの色彩」と訳したい)がこのシリーズで出ます。ドゥ・ノールがコンクールで取り上げた《パロディ組曲》も全曲収録される模様。 (CD-820) Archetypes […]
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バンジャ準備
原稿を書くのは今年で、実際に雑誌に載るのは来年の話なのですが、今回もバンドジャーナル誌の「コンクール自由曲集計」の記事(2010年2月号掲載予定)を書かせていただけることになったので、まずは集計データの整理と集計表の作成を行いました。「まずは」と言ってもデータはかなり以前にいただいていたのですが(すみません、すみません …)、今までの週末は演奏会ラッシュとか二日酔いとかがあったので本格的には手を付けられなかったのでした。 まずは考察を行う前の基礎データの整理ということで、自由曲の集計を行います。今年の支部大会で各団体が演奏した自由曲を「編曲作品」「オリジナル作品」「邦人作品(編曲/オリジナル含める)」に分類し、今年取り上げられた作品については部門、支部ごとの集計を行います。過去10年間の全国大会で取り上げられた作品については年ごとの集計を行っています。 どの作品が多く取り上げられたか、というランキング的な集計については、例の全日本吹奏楽コンクールデータベースから集計できるプログラムを組んであるので、かなりの部分を自動化できているのですが、上記のような部門ごと、支部ごとの集計となるとまだプログラムを作成していないので、集計一覧を見ながら手で入力していくことになっています。最初は集中力があるからいいのですが、時間が経ってくると必ず合計が合わなくなります。あとから「どこが間違っているのか」を探す方がはるかに大変なので、最初から慎重に入力していけばいいのですが、集中力が切れるとダメですね。 今年は職場の部と一般の部が統合されたということで、自由曲の集計という意味では節目の年になるかと思います。統合の是非については触れませんが、統合によって集計結果が昨年と比べてどう変わったか考察してみたいと思います … が、何せ資料の大半を日本に置いてきているのでどうなりますことやら。 正直な話、集計する立場としては部門が一つ減ったことで集計の手間が確実に減っているのはうれしいことですし(笑)、職場・一般という「大人の部」が大きな固まりになったことで、中学の部や高校の部との比較がしやすいし、比較の意味が出て来たと思います。
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「ノルウェイの森」再読
バンド・クラシックス・ライブラリーの曲目解説も無事ブレーンに送付し、穏やかな気分で週末を過ごしています。今回の収録曲の目玉は、あなたにもあげたい組曲でしょうか。 先週から読んでいた村上春樹さんの「ノルウェイの森」を読了しました。こちらのブログエントリーのコメントにも書きましたが、この作品の冒頭は主人公が乗った飛行機がハンブルク空港に着陸する場面から始まります。読み返そうと思った理由は、単純にこの冒頭をハンブルクで読むのはどんな気分なのだろう、と思ったからです。まあ、このシーンは一瞬で終わるので別にどうということはありませんでしたが(笑)。そもそも、ハンブルクである必然性もそんなにないような気がしますし。 あと、この前読んだのがいつか全然覚えていないのですが、最初に読んだ時にはピンと来なかったので、それ以降いくつもの村上作品を読んだ後に、その印象がどのように変わるのかも興味がありました。 (以下、「ノルウェイの森」を未読で細かいストーリーを知りたくない方は読まないで下さい。) (前にも書いたように思いますが)この時期、私は村上さんのファンだったので、「ノルウェイの森」は新聞広告で見て、書店に予約して買いました。その数年前に読んだ「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」が圧倒的に素晴らしかったので、その延長を期待して読んだらちょっと期待はずれだったことを記憶しています。今ではよく言われることですが、これは村上さんが初めてリアリズム文体で書いた作品で、主人公にも初めて名前が与えられます。今になって思い返すと、たぶんそういう表層的な違和感によって、作品の細かいところまで踏み込めなかったのではないかと思っています。 さて、この小説のタイトルは「ノルウェイの森」で、もちろん、ビートルズのナンバーからの引用です。ビートルズファンには有名なトリヴィアですが、このタイトルは「Knowing she would」というフレーズを似たような語感を持つ「Norwegian Wood」に変えた、というのが定説になっています。if 節が省略された仮定法過去の用法で、しかも後に続く動詞も省略されているので、直訳すると「彼女が … だろうことを知っている」という意味ですが、以下の歌詞から、以下の内容を推測するのは容易です。 I once had a girl, or should I say, she once had me. She showed me her room, isn’t it good, knowing she would? かつて、僕がモノにした彼女がいて、いや、彼女が僕をモノにしたと言うべきかな 彼女が僕に部屋を見せてくれたんだ、やらせてくれそうだってわかるだろ? (下世話な表現ですみません …) やはり、村上春樹さんはこのことを知っていてこの作品に「ノルウェイの森」というタイトルをつけたのではないか、と私は思います。もちろん、「Knowing she would」は「Knowing she (= 直子) would (die)」(直子が死んでしまうことを知っていた)ということになります。 いや、久しぶりに読んでみると、ことのほか切ないです。全編を覆う静謐な雰囲気、その中にあって際立つ緑の明るさ、今になれば村上さんが意図的に(実験的に)こういう書き方をしたというのは知識として知っているのですが、それを知っていてもなお、この雰囲気にはのめりこんでしまいます。発売当時に読んだ時には、いままでの(羊3部作や「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」)小説とは全く異質な感触を抱いたのですが、これも今になってみれば、以降の作品で展開される「あちら側」と「こちら側」の世界が、この「ノルウェイの森」でもしっかりと描かれていることを再確認できました。 実はビートルズの《ノルウェイの森》には「This bird has flown(この鳥は飛んで行ってしまった)」という副題がついています。この「鳥」が直子なのだとしたら、ジョン・レノンは《ノルウェイの森》が収録された「Rubber Soul」の次のアルバム「Revolver」に収録されている《And You […]
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缶詰
一日中アパートにこもって、いわゆる「缶詰め状態」でバンド・クラシックス・ライブラリーの原稿を書いていました。 ブンデスリーガのハイライト(こちらは同じハイライトを何回も放送してくれるので助かります)とか、ビートルズ特集(クラウス・フォアマンとかアストリッド・キルヒャーとかが出ていました)とか、「神々の黄昏」特集とかのテレビ番組に少し邪魔されましたが、まあ、想定通りのところまで仕上がりました。あと、もう少しです。 夕飯は昨日買っておいたノルウェー産鮭の切り身。塩/コショー/ハーブで軽く味付けして焼いてみました(いつものパターン)。やっと IH 調理器の火加減もマスターしつつあります。しかし、鮭はうまい。