日別アーカイブ: 2012 年 9 月 15 日

9/15の徒然

ハンブルクの中心部へ買い出しに行く。アジア食材を中心に買い込む。

昼食は以前から気になっていたお店に行ってみることにした。

以前この場所に何があったのか全然覚えていないのだが、数ヶ月前からこじゃれた雰囲気のベトナム料理屋ができていた。ちなみにこの撮影位置から右に向かうと、ハンブルクでは比較的有名な(そして正統的な)タイ料理レストラン「サラ・タイ」がある。

*****

それからビールの買い出し。前にも書いた「パウラナー(PAULANER)」というメーカーからちょっと見慣れない銘柄も含めていろいろな種類のビールが出ていたので買ってみた。

左の3本がいわゆるヴァイツェン。いちばん左が「ドゥンケル」。通常よりも高い温度で加熱したモルトを使うのでビール自体も褐色に近い色になる。味もちょっと苦みが強くなる感じ。その隣りの「ナテューアトゥリュープ」はいわゆる一般的なヴァイツェン。「トゥリュープ(trüb)」は「濁り」という意味だそうで。「クリスタルクラー」はヴァイツェンの「濁り」を取ったやつかなあ …

「サルヴァトール」は初めて見かけた。ちょっと調べてみたら断食期間中に修道院で栄養補給のために醸造したビールだとか。秋から春にかけて出回る。味は甘めで、アルコール度数は普通のビールより高め。

「ヘル(ヘレス)」はミュンヘンを中心とするバイエルン地方でポピュラーなビール。ハンブルクではほとんどお目にかからないような気がする。

*****

日本と同じように、ヨーロッパでもワールドカップ予選が始まっていて、先週はブンデスリーガはお休みだった。今週から再開し、清武が所属するニュルンベルクは、最近伸長著しいボルシア・メンヒェングラートバッハとの対戦だった。

珍しく ZDF で放送されていたハイライトを見たのだが、1点目から清武のフリーキックから、2点目はコーナーキックから得点が生まれた。2点追い付かれたあとは清武の決勝ゴールでニュルンベルクが勝利。まさにやりたい放題の活躍だった。当然、香川慎司と比較されることになるのだが、ニュルンベルクの監督は「いや、清武は清武だから。」と結構冷静なコメント。正直、ニュルンベルクはそんなに強いチームではないので、清武がリーダーシップを発揮するにはちょうどいい条件のチームだったのかも知れない。注目され始めて他のチームからもマークされてからが正念場と言える。がんばって欲しい。

今節、我が(という言い方も切ないものがあるが …)ハンブルガーSVは土曜日でなく日曜日に試合がある。アウェイでフランクフルトとの対戦。フランクフルトは先シーズン2部に落ちて今シーズン再昇格を果たしたのだが、比較的調子がよい。そして、いよいよハンブルガーSVに復帰した元オランダ代表のファンデルファールトの再デビュー戦となる。

 

ボブ・ディラン/テンペスト

2009年の「Together Through Life」以来となるボブ・ディランのニューアルバム。その前作である「Modern Times」から続くアメリカン・ルーツ・ミュージックを下敷きとした音楽であることはあらかじめ予想できた。

… とか偉そうに言っているが、そういえば「Together Through Life」はドイツへの引っ越し直前にリリースされたので買ったはいいがまともに聞いていないことを思い出した …「Modern Times」はその絶妙にブレンドされたバッキングに惚れ惚れしていた。(あ、ブートレッグシリーズとかの発掘ものは買っていません。)

今回の「Tempest」も、これらと同じような系列なんだけどやはり「Modern Times」の奇跡のような仕上がりは越えられないようなあ … とつらつら思いながら聞き進む。

会社への電車の中で iPod で聞いているので、もちろん歌詞は完全には聞き取れないのだが、いわゆる「バラッド」(バラードではなく)系の作品が多いような気がする。そんなことを考えていると、実はディランがやっていることは根本的に50年近く変わっていないんだなあ、と妙に感慨深くなってしまい、そんなタイミングで大作(実に14分近い)「Tempest」が流れてくると本当にしみじみしてしまった。