日別アーカイブ: 2012 年 6 月 8 日

EURO2012開幕

昼食時、上司の Ralf から「今週末お前がどうやって過ごすか知っているぞ。当ててみようか?」と言われた。

今日からEURO2012が開幕。世間一般の注目度はワールドカップに比べると低いが、愛好者にとってはワールドカップと同じくらい大切な大会だと説明される。「ワールドカップだと正直レベルが低い試合もあるけど、EUROは予選リーグから実力が均衡したいい試合が見られるからね。」とも。

「そういえば8年前の大会でギリシャが優勝したことを覚えているよ。」という話(実際、いくつもの強豪をけちらしたあの優勝は衝撃だった)をしたら、「そう、EUROではちょっとした偶然でいろいろなことが起こるからね。デンマークも以前優勝したことがある。その時は予選で敗退していたんだけど、本大会の2週間くらい前に繰り上げで参加が決まって、休暇中の代表選手を急きょかき集めて参加して、結局優勝したんだ。」という話を聞かされる。あとで調べたら、1992年の大会で本戦出場が決まっていたユーゴスラビア(ピクシーがいた頃かな?)が内戦のために国際試合への出場を禁止されたことによる影響だったらしい。

開会式が午後5時から、開幕試合のポーランド(開催国)対ギリシャが午後6時からということなので、開幕試合に間に合うように退社する。

ポーランド対ギリシャ。チームの実力はどちらもそれほど高くないが、ポーランドには今年ドイツ・ブンデスリーガで大活躍したボルシア・ドルトムントに所属するレヴァンドフスキ、ブワシュチコフスキ、ピシュチュクという3選手がいるし、ギリシャにはブンデスリーガのフランクフルト(今シーズン2部に落ちたが来シーズンから1部に復帰)に所属するゲカスがいる。このあたりの選手たちに注目していた。

まずはレヴァンドフスキの鮮やかなヘディングでポーランドが先制。その後もポーランドが攻め続けるがなかなか点が取れない。「攻め続けているのに点が取れないのはやばい雰囲気だなあ …」と思っていたら、後半早々ギリシャが追いつく。

やはりどちらのチームもそんなに綺麗にゲームを組み立てられないのでガチガチと人がぶつかる。「少林サッカーか?」と思うくらい人が飛ぶ(笑)。結局1対1の引き分け。ポーランドにとっては後味が悪い試合になった。

次の試合は同じグループAのロシア対チェコ。他のグループに比べたらこのグループは全然楽じゃないか?順当に行けばこのロシアとチェコが決勝トーナメントに進出するのではないか?実は両チームにはあまり知っている選手がいない。ロシアはアルシャヒン、チェコはキーパーのチェフ(HSVのキーパーだったドロブニーは控え)、ロシツキくらいしか知らない。

というわけであまり真面目に見ていなかったのだが、ロシアは思っていた以上にうまい。こういった綺麗なパスサッカーは見ていて楽しい。2点目に至ったアルシャヒンのスルーパスは見事だった。4対1で圧勝。

月並みだが、決勝はドイツ対スペインを見たい。そしてドイツが雪辱を果たすのだ。