月別アーカイブ: 2012年5月

連休明けの「おいでませハンブルク」

そういうわけで、連休明けに日本からの出張者が来られてデモやら打ち合わせやら。前回は飛行機に乗り遅れたということで直前にドタバタしてしまったのだが、今回は想定通りの進行で何とかなった。

夕飯は、最近恒例になりつつあるタイ料理のお店「Sala Thai」へ。この店に来ると毎回「白身魚を揚げたヤツのスイートチリソースあえ」を食べているような気がするなあ。このスイートチリソースがご飯にとてもよく合うのでついつい食べ過ぎてしまう。

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家に帰ると、いくつか催し物の案内が。

まず6月23日の土曜日に、ハンブルク日本人学校に合唱を教えに来られている方(日本人)が主催するコンサートがあるらしい。演目はブラームスの《運命の歌》、ショパンのピアノ協奏曲第1番、そしてオルフの《カルミナ・ブラーナ》である。《カルミナ》の児童合唱で日本人学校の小学5、6年生が賛助出演するらしい。前回一家でライスハレにコンサートを聞きに行ったときには暑くて大変な目にあったのだが、今回は開演も夕方(17:00)だし大丈夫かな?

それから、ハンブルガーSVは今年でなんと創立125周年を迎える。ドイツで最古のサッカーチームであるし、ブンデスリーガ創設以来一度も2部に落ちたことがない(今年は途中でヒヤヒヤしたが …)実は名門チームなのである。その記念イヤーを祝う試合が7月24日に開催されるというお知らせメールが届いた。相手はFCバルセロナ。当然見に行くつもりなのであるが、息子はどちらのレプリカユニフォームを着ていくのだろう?最近、HSVはすっかりお見限りだし、レアル・マドリードの試合をサンチャゴ・ベルナベウで見てから、バルサよりもレアルが好きだとか言っているし …

 

ロンドン・パリ日記(その0)

そして、ウィーン/ブラチスラヴァの旅行記も書けないままに次の週末に突入 …

5/28(月)がPflingsmontag(聖霊降臨節)でお休みのため、ロンドン→パリへの弾丸ツアーを決行した。

  • 5/25(金)またまた会社が終わってからハンブルク空港へ直行し、ロンドンへ。ロンドンではパブで夕食とって(ギネスとフィッシュ・アンド・チップス!)ホテルで寝て、でおしまい。
  • 5/26(土)鉄ちゃんの息子を連れてコヴェントガーデンの交通博物館へ。そのあとセントパンクラス駅からユーロスターに乗ってパリへ。ちょっとリッチな夕食を。
  • 5/27(日)ルーブル美術館へ。疲れた妻と息子はホテルへ帰ったが、私は楽器博物館へ行ってボブ・ディランの写真展を見る。ノートルダム寺院をたずねたあと軽い夕食。
  • 5/28(月)午前中はモンマルトルのサクレクール寺院へ。荷物を引き取って夕方の便でハンブルクへ。

(さて、詳細はいつ書けるのか …)

 

いろいろ届いた

旅行に行っている間に実家から荷物が届いていたようで、お隣さんが預かっていて下さった。

息子には(最近はまっている)ポケモン関連のカードゲームやら本やら、妻にはルピシアのお茶たち、それから私はいろいろなところから買い集めたCDとかDVDとか本とか。

まず「空想特撮シリーズ ウルトラQ 調査報告書」という同人誌。昨年のウルトラQのカラー化ブルーレイ発売で盛り上がっていた時期にその存在を知って手に入れたかった本である。時間がある時に「まんだらけ」の通販ページをチェックしていたのだが、ある時タイミングよく、おそらく入荷したばかりの時にアクセスして購入することができた。(一時期オークションで3倍くらいの価格で出ていたことがあったのだが買わなくてよかった)

ウルトラQ本編だけではなく、それに関連した人たち(製作者や出演者など)の新聞記事、雑誌記事を圧倒的なボリュームで集めた本である。マイクロフィルムなどから複写した資料もあるようで文字がつぶれて読みにくい個所もあるが、それらがまとまっているということに意味がある。(何度も書いているような気がするが)私はこういった、むせ返るように過剰な情報にわくわくするのである。

それから圧巻なのが、古い家で発見されたという初放送時のテレビ画面を録画した8mmフィルムである。もちろん、8mmフィルムで全編を録画できるわけがないし、画質もかなり劣化しているようなのであるが、実際に何が放送されていたのかがわかり興味深い。

細かいことなのであるが、現在入手できる映像ソフトには収録されていない冒頭の「空想特撮シリーズ」という字幕(添付した表紙画像で確認できる)や、本編中にテロップで挿入されるCMや臨時ニュースや次回予告などを見ることができる。

(ウルトラQに関しては)そういった枝葉末節の違いにこだわるマニアではないのだが(あくまでもウルトラQに関しては、ですからね)、50年近くも前にテレビに映った画面を垣間見ることができるノスタルジーにもたまらなくわくわくするのである。

あとは日本ヤナーチェクの会から購入したヤナーチェクのオペラの対訳・解説本。これも同人誌といえば同人誌なのか?ちょっと前に突発的に「ヤナーチェクのオペラ見たい病」が発症して、何枚かブルーレイを購入してしまった。言語はチェコ語だし、ストーリーは複雑だし、で結局《利口な女狐の物語》しか見ていない。事前に情報収集をしてからオペラに臨もうと思って買ってみた。

あとは、あらためて見たいと思った映画「アマデウス」、抱き合わせでもう一点買うと安くなるということで買ってみた「2001年宇宙の旅」、YMOのアメリカ公演のDVD、栗コーダーカルテットの新譜2枚などなど。

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夜、「The World at War」の続き、第2話を見る。1939年にドイツがポーランドに侵攻し、それに対してイギリスとドイツが宣戦布告、第二次世界大戦が始まった、といったあたりである。途中までは引きつけられて見ていたのであるが、「戦時でもイギリスは比較的平安だった」みたいな描写が続くところで少しずつ意識がなくなっていった … やはり疲れている時に見てはいかんな …

2012ウィーン日記(その0)

(マドリードの旅行記も全然書いていないなあ …)

イースター(復活祭)から40日後にキリスト昇天節(Christi Himmelfahrt)という祝日がある。イースターは必ず日曜日であり、この数え方はイースター当日を1日目とするので、キリスト昇天節は39日後、つまり必ず木曜日が祝日となる。学校は翌金曜日が休みだし、会社もほとんどの人が金曜日に有休を取って4連休にする。

そんなわけで、この4連休はウィーンに出かけた。

私も妻も15年くらい前に(かけ足ではあるが)訪れたことがあるし、私はハンブルクに住み始めた最初の年にウィーンフィルと国立歌劇場を聞きに出かけた。今回は主に息子にウィーンを見せることが目的である。というわけで、ひとまず全行程のおさらいを。

  • 5/16(水) この日は出勤日。会社を終えたその足で直接空港へ行きウィーンヘ。とりあえずホテルにチェックインして寝るだけ。
  • 5/17(木) この日は祝日。まずはトラムでリンクを一周してみる。そのあと祝日と週末しか空いていないというウィーンのトラム博物館へ。
  • 5/18(金) この日はカレンダー上は平日。最近美術館慣れして来た息子を美術史博物館へ連れて行く。「バベルの塔」などブリューゲルの諸作は見せておきたいし、マドリードのプラド美術館で何点か見たベラスケスの肖像画もいくつかある。実は息子は意外にクリムトやフェルメールが気に入ったようなのだが …
  • 5/19(土) 日帰りでスロヴァキアのブラチスラヴァへ。ウィーンからは十分に日帰りできる「外国」。機会があるうちに行ってみたかった。夜はホテルでUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦をテレビ観戦。
  • 5/20(日) プラーターで観覧車に乗る。

 

 

買っちゃったもの

以前、こんなのこんなのを購入して、BBCが制作したドキュメンタリーの気合いの入り方に感動してしまった。ということで衝動買い。

それぞれ最初の方だけ見てみた。

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1969年に制作されたドキュメンタリー。「A Personal View by Kenneth Clark(ケネス・クラークによる個人的見解)」という副題がついている。美術史家であるケネス・クラークが欧米の美術館、博物館をたずねて「文明」を紐解く、という番組。50分*13話というボリュームである。

ちゃんとフィルムで撮影されたのか、50年近い年月を経ていてもその映像の鮮明さに感動する。オープニングでパリのシャンゼリゼ通りが登場するのであるが、通りのたたずまいは今も大きくは変わらないのにそこを走行している車は古めかしい。少し奇妙な感覚に襲われる。

映像を見ているだけで飽きないのだが、ナレーションは英語字幕が付いているとはいえ難しい単語が多いのでちょっとしんどい。集中力のある時に見た方がいいかも。

というわけで次。

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こちらは1973年から1974年にかけて制作された第二次世界大戦のドキュメンタリー。日本では「秘録・第二次世界大戦」というタイトルでたまに放送されているらしい。こちらは52分*26話というボリューム。第1話では1933年から1939年までのドイツ、つまりヒトラーが首相に就任してからポーランド侵攻(ひいては第二次世界大戦勃発)の直前までが描かれている。

当時を記録したフィルムと当事者のインタビューによって史実を浮き彫りにしようとする姿勢は、言わずもがな NHK の最高傑作ドキュメンタリー「映像の世紀」に影響を与えているのであろう。

ブルーレイに向けたレストレーションでアスペクト比が変わってしまった(=おそらく横長にするために画面の上下が切り落とされてしまった)ことに対して amazon.co.uk などのレビューでは批判があるが、個人的にはどちらでもいいかな?

いまさら Lion(5/12の徒然)

そろそろ Mountain Lion の発売時期が噂されているし、「早く MobileMe を iCould に移行してね〜ん」という通知が相次いでいるし、ということで、やっと Snow Leopard から Lion にアップデートすることにした。

案の定、うちの脆弱な無線 LAN 環境では全てダウンロードできなかったのでわざわざモデムとケーブルで接続してダウンロードするはめになったり、BOOTCAMP のパーティションがあると復旧システムを作れないとかでこのパーティションを削除しなければいけなかったり、と多少の障害はあったが、思っていたよりスムースにアップデートすることができた。

Leopard を Snow Leopard にアップデートした時には突然ネットワークにアクセスできなくなって途方に暮れたりしたが、それに比べると極めてスムースだった。

実際のところ、iCould が使えるようになった以外は特に恩恵らしいものを感じていないのが、いきなりマウススクロールの方向が逆になったのには驚いた。会社ではまだ古い OS を使っているので慣れそうにない。

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午前中は買い物へ。

昨年同様、ドイツ・ブンデスリーガの総集編とでも言うべき全ゴールを収録したDVD付きの雑誌「Sport Bild」を買う。

それから、ふとスポーツショップに入ったところ、ランニングシューズが安く売られていたのでシューズとランニングウェア一式を買ってしまった。

そろそろ本格的にダイエットを始めないとやばいと思っていたところなので、「形から入る」というか「逃げ道をふさぐ」というか …

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夜は久しぶりにテレビでサッカー観戦。DFB Pokal(日本語だと何と言うのだろう?いわゆるカップ戦)の決勝、ベルリンで行われたバイエルン・ミュンヘン対ボルシア・ドルトムントの一戦。

どちらもわりと好きなチームなので得点シーンが多いと面白いなと思っていたのであるが、結果は5対2でボルシア・ドルトムントの圧勝(と言っていいよな)。レバンドフスキのハットトリック、香川の得点&アシスト。

実力があるチーム同士の試合だと非常に内容が濃くて目が離せない。見ている方も結構疲れてしまう。

ところで、これがBVBでの香川の最後の試合になってしまうのかなあ …

広角

いろいろ旅先で写真を撮っていると広角レンズが欲しくなってきた。

うちは教会を訪ねるのが好きでいろいろな教会を回ってきたのだが、例えば縦撮りで教会の足元から尖塔の先っぽまでをとらえようとすると、ずいぶん離れないといけなかったり、幅に比べて高さが際立っている建物などは遠ざかって撮影すると画像に迫力がなくなってしまう。

また、記録のために宿泊したホテルの部屋も撮影しているのだが、これも十分な距離が取れないと中途半端な絵しか撮れない場合がある。

ということで、以前から欲しいと思っていた広角レンズを思い切って買ってみることにした。

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キリスト昇天節の連休はウィーンへ、その後の3連休にはパリへ行く予定なので、そこで試し撮りをする予定。

 

5/5 の徒然

日本人学校の父親懇親会に参加。集合後、レクリエーションとしてのソフトボールがあり、その後の体育館に場所を移しての懇親会があった。正直どちらが主目的かわからない(笑)。

通常は6月の後半に開催されるハンブルク日本人会のソフトボール大会なのだが、今年はグラウンドの補修予定があるとかで例年より一ヶ月早い5/20(日)に開催されるので、参加者はかなり体を作って参加しているのではないか、という説もある。私はというと「まさかキリスト昇天節の連休にソフトボール大会はないだろう」と思って、早々に旅行を手配してしまっていた(昨年は出足が遅くてフライトを確保するのに難儀したので)。

肩こりは慢性的だし、今日は右腰も痛いし(これも半ば慢性化しているなあ …)体調は万全ではなかったのだが、体を動かした方が少しは改善するのではないかと思い、少しがんばってみた。

最近、息子の自転車の練習に合わせて軽いランニングを始めたのだが、かなり体力が落ちている(というか体力は増えていないのに体重は増えている状況)のがわかる。塁に出るのはいいのだが走ると疲れる。外野の守備位置まで行って帰って来るのが疲れる … ということで常に肩で息をしているような状況だった。一応は持久的な運動ができたのかなあ。すでに特に右半身がギシギシなので明日起きた時の状況がちょっと怖い。

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夜は、以前見始めていたモーツァルトの歌劇《魔笛》の続き、第2幕から見る。

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ほとんど20世紀に書かれたオペラしか見たことがない私にとっては、いろいろな配役の組み合わせで歌われるアリア、わかりやすい筋書き、などのエンタテインメント性が新しい発見だった。「(本当は違うのかも知れないけれど)本来オペラとはこういうものなのだなあ」という印象。

主役の二人(タミーノとパミーナ)よりはザラストロ、夜の女王、パパゲーノといった脇を固める配役たちが素晴らしかったように思える。有名な「夜の女王のアリア」は音だけは何度も聞いたことがあったのだが、映像で見たのは初めてかも知れない。

夏も近づく …

そろそろドイツ・ブンデスリーガも終わろうとし、興味は6月8日に開幕するEURO2012に移りつつある。

2年前のワールドカップの時に、ドイツ代表のスポンサーであるスーパーマーケットチェーンのREWEがプラスチックカードを発行した(こちらを参照のこと)。

今回も同じようなカードの配布が始まった。10ユーロの買い物で1枚もらえる。レジの担当者によっては、アバウトな人がいて多めにもらえることもできるようだが …