日別アーカイブ: 2011 年 11 月 22 日

秋NAS

今までデータのバックアップ(特に大事なのは撮りためた画像であったり、長年にわたってメンテナンスし続けている吹奏楽コンクールのデータだったり)は思いついた時に別のハードディスクにコピーしたりしていたのだが、それでは万全とは言えないし、もうちょっと洗練されたバックアップ体制を作りたいと思っていた。

また、iTunes の音楽データなどはそもそも現在使っている MacBook に入りきらないことがわかっていたので最初から外部ハードディスクを使っているのだが、これもノートパソコンのポータビリティを犠牲にしているような気がするし、いくつもUSBハードディスクをくっつけるとデスクトップまわりが静岡弁でいうところの「ぶしょったい」状態になるので何とかしたいと思っていた。

というわけで、こんなハードディスク高騰のタイミングではあるが、NAS を買ってみた。ネットでいろいろ調べていたら定評がある Synology の 2 ベイタイプの NAS である。2TB のハードディスクを RAID で使おうという目論見である。「なんで同じモノが2ついるの?」という息子の質問には「リダンダンシーを確保するため」と言って煙に巻く(笑)。

Synology DiskStation DS211j NAS サーバー

まあ、最初からうまく運用できるとは思っていなかったが、いろいろなハードルがあった。

まず、ハードディスクを準備して電源を入れると STATUS という LED がオレンジ色で点滅する。互換性が保証されていないハードディスクを「まあ大丈夫だろう」くらいの気持ちで使っているので認識されなかったどうしよう(=2TB*2のハードディスクが宙に浮く)と思ったのであるが、DSM という管理ソフトウェアがインストールされていない状態では正しい挙動らしい。

それから、これは予想されたことではあるが WiFi 経由ではうまく NAS が認識されないようだ。ちなみにうちは前に住んでいた方の配線をそのまま使っているので電話やモデムは寝室にある。さすがに息子が寝付いた後に枕元でゴソゴソやるわけにもいかないので、余っていたモデム兼ルーターを使ってとりあえず Mac と NAS を有線でつないだらうまく NAS が認識されて DSM をインストールすることができた。ただ、当然現在使っているモデム(というかネットワーク構成)に組み込んだ時にはうまく認識されない。ここは何とかしないと。とはいえ、とりあえずネットワーク上の NAS に Mac からアクセスできる環境ができたのでいろいろ試してみる。

まずは iTunes や iPhoto を NAS に置きたいのであるが、調べてみるといろいろやっかいな問題がありそうなことがわかった。運用の仕方はちょっと考えてみないと。