日本対韓国戦のヒーローが香川なら、ドイツ対ブラジル戦のヒーローは同じくボルシア・ドルトムントに籍を置くマリオ・ゲッツェだった。
今までのドイツのフォーメーションとは違い、ボランチをシュヴァインシュタイガー一人にして2列目に4人を置いた。今までは左にポドルスキ、中央にエズィル、右にミュラーだったのだが、今日は左からポドルスキ、クロース、ゲッツェ、ミュラー、1トップは最近定着した(=クローゼからポジションを奪った)感のあるゴメス、最終ラインは左から主将のラーム(最近はバイエルン・ミュンヘンでも左をやっている)、バートステューバー、フンメルス、それから久しぶりのトレシュ、キーパーはノイヤーという布陣。この試合は長年ドイツ代表として活躍した(そして現監督のレーヴに「もう代表には呼ばない」と通告された)ミヒャエル・バラックの代表引退試合になるはずだったのだが、本人が固辞したのかなあ。
息子が見るサッカーはほとんどドイツ・ブンデスリーガか、ヨーロッパの国同士の親善試合である。システマティックに動くヨーロッパサッカーではなく、個人技で局面を突破していく南米サッカーのスタイルはちょっとしたカルチャーショックだったようだ。