日別アーカイブ: 2011 年 5 月 22 日

サッカー観戦

というわけで、前日のパーティーでガブリエル家と話をしたら、今日サッカーの試合があるらしい。

以前、息子のサッカーの試合に(たまたまではあるが)ガブリエルが応援に来てくれたし、息子もガブリエルの試合を見たいと言っているし、日曜日の午前中は特に予定もなかったので見に行くことにする。

ガブリエルに場所と時間を聞いたら「知らない。パパに聞いて。」ということだったのでお父さんに聞いてみたら「10時から Egenbüttel のグランドで」とのこと。

一応、私も妻もこう聞き取れたので間違いなかろうと思い、10時に Egenbüttel のグランドに行ったのだが … グランドは施錠されているし、車も一台もない。念のため、心当たりのあるいくつかのグランドに行ってみたのだが、どこでもやっていない …

おかしい … と思って自宅に戻り、家にいたガブリエルのお母さんに聞いたところ、我々の想定外のところ(neuer(新しい)Egenbüttel という地名があるんですねえ …)にグランドがあるらしく、住所を書いた紙をもらった。そして午前11時、やっとたどり着いた。ガブリエル父はすでにビールを飲んで出来上っている(笑)。試合はちょうどハーフタイムだったようだ。

息子とガブリエルは学年が2つ違う。そうなるとサッカーの試合形式もかなり違っている。

(厳密に言うと、ドイツのサッカースクールは学校での学年ではなく、完全に生年ごとに分けられている。例えば、息子は現在小学校1年生で早生まれなので2005年生まれ。つまり「2005年生まれ」というチームに入らないといけないので、同級生である2004年生まれの子とは同じチームになれないのである。)

まずコート。息子たちは大人のコートを4分割してゲームを行っていたが、ガブリエルの年代では2分割。かなり広くなる。その分人数も増える。息子たちは1チーム4~5人でキーパー以外は特にポジションは明確でなかったが、この試合は1チーム7人で一応大まかなポジションは決まっている。もっともコーチの指示によって試合途中でフォワードとディフェンダーがポジションを代えたりしていたので、それぞれの子供たちにいろいろなポジションを体験させているようだった。あと試合時間は15~20分ハーフの前半後半だったかな?(息子の場合は10分1本)

子供たちもポジションごとの役割を認識しているようなので、ちゃんとフォーメーションらしきものができている。例えばサイドバックはちゃんと縦にあがっていって最終的にゴール前にクロスを放り込むとか、隙があれば中に切り込んでシュートを打つとか。

パスの精度やトラップの精度はまだまだなのだが、ゲームの組み立てという意味ではかなり本格的である。日本の小学校3年生がどの程度の試合をするのか全然わからないのだが、ドイツの小学校3年生(相当)の試合では時おり、思わずうなってしまうくらいの素晴らしい連携を見ることができる。

また、周辺のグランドではもう少し大きい、小学校高学年くらいの子供たちとか、完全に腹が出たおじさんたちのサッカーチームとかも練習試合をしている。裾野が広いですなあ。