日本(およびアジア)の食材を購入するために久しぶりにハンブルクの中心部(中央駅付近)へ。
妻が食料品を買い込んでいる間、私と息子はまずレゴショップへ。そろそろクリスマス向けの商戦も始まっているようで、サンタクロース+トナカイのレゴとか、クリスマスツリー+たくさんのプレゼントのレゴなども売られている。
息子のお目当ては「CREATOR」シリーズと呼ばれているもので、1つのパッケージで3種類の乗り物を作ることができる。先日もらってきたカタログを見て決めていたらしい。
その後、家電ショップのSATURNへ行ってCDやDVDを物色。このSATURNの駐車場に車を停めたので、何か買えば駐車場料金が割引になる。
息子が「マウス」のDVDを欲しいと言ったので探してみるのだが、DVD売り場の配置が変わったようでなかなか探せない。その代わりに「ひつじのショーン」とか「シンプソンズ」のDVDが欲しいと言いだすが、そんなの日本語吹き替えで見なきゃ(お父さんやお母さんでも)意味わからんだろう …
ということで、思いついたのが今年行われたワールドカップのハイライトDVD。もちろんドイツ代表の各試合のハイライトが収録されているものにした。国営放送であるARDやADFが放送した試合の得点シーンを中心に収録したもので、(まだ見ていないが)決勝戦のハイライトもあわせて収録されているらしい。これで10ユーロだったら持っておくべき。
お父さんが買ったのはこちらのCD。
ピエール・ブーレーズがウィーンフィルを振ってポーランドの作曲家シマノフスキの作品を録音したCD。スペシャルパッケージということで、ハードカバーの装丁、ブーレーズが英語、ドイツ語、フランス語で語ったインタビューCDが付属しているとのこと。
収録されているのは交響曲第3番《夜の歌》とヴァイオリン協奏曲第1番。交響曲の方は私がウィーンまで聞きに行った演奏会を含むシリーズ(確か、このプログラムは3回演奏されたはず)での演奏が収録されているとのことなので、衣擦れの音とか、拍手の音とか、咳払いの音とか、ブラヴォーの掛け声とかが収録されていないかと思い(冗談ですからね)、買ってみることにした。
演奏会が行われた楽友教会大ホール(いわゆるムジークフェラインザール)はかなり残響が多いホールとして知られている。当日の演奏会でも残響によって細かいところが聞き取りにくいと思っていたのだが、このCDの録音ではそういった残響はあまり感じられず、最近のブーレーズのアプローチの特徴である、細部まで神経が行き届いた演奏を聞き取ることができる。正直、生演奏よりも面白さが感じられる。
こちらはエストニア生まれの作曲家アルヴォ・ペルトの最新作品集。ロサンゼルス・フィルからの委嘱で作曲され、2009年に初演された交響曲第4番《ロサンゼルス》と、合唱曲《カノン・ポカヤネン》(の断章?)が収録されている。
この交響曲は今年の2月にフィンランド/エストニアへ旅行した際にペルト自身の指揮によるエストニア初演を聞くことができた。その時にはよくわからなかったので聞き直してみようと思い、このCDを買ったわけである。(こちらの旅行記に書きましたが全てのプログラムで曲間の拍手がなかったので、どれがどの曲かよくわからなかったのです)
演奏会での生体験でも感じたことなのであるが、オーケストラという編成はペルトの音楽は合わないのかな?というのが率直な感想。過去の教会音楽などに根ざしている(と思われる)ペルトの音楽の研ぎ澄まされた緊張感や静謐な響きは、小さな編成や合唱でこそ活きるのではないか?