ウィーン日記その2: お墓参りなどなど

(鮮度が悪くなるといけないので書いたところまで公開するか …)

前回ウィーンを訪れたのは、10年近く前になります。その時は夏休みを利用してきたので演奏会はほとんど行われていませんでした。ということで、「黄金のキャベツ」で有名なセセッシオン(分離派会館)へクリムトが書いた「ベートーヴェン・フリース」を見に行ったり、ベルヴェデーレ宮殿へやっぱりクリムトの「接吻」を見に行ったり、ハイリゲンシュタットへ行きながらベートーヴェンゆかりのスポットには目もくれずにマーラーのお墓参りをして、帰りにホイリゲで飲んだくれたり、そういうことをやりました。

私も少しは大人になったので、マーラーの先達たちにも挨拶しておいた方がいいと思い(笑)、ウィーンゆかりの作曲家が多く眠る中央墓地へ行ってみることにしました。交通手段は「地球の歩き方」にわかりやすく書かれています。国立歌劇場前のトラム乗り場から少し東へ行ったシュヴァルツェンブルク(Schwarzenburg)から71番トラムに乗り、中央墓地の第2門(Zentralfriedhof Zweite Tor)で下車します。その墓地の中の「32A」という区域が音楽家たちの墓が集められているところで、教会に向かって歩けば左側に案内表示が出ているのですぐにわかります。

で、主な作曲家の墓をご紹介。順にブラームス、ヨハン・シュトラウス2世、シューベルト、ベートーヴェン、スッペ、ヴォルフです。

そして、これらの墓はモーツァルトの墓を取り囲むような形で配置されています。こんな感じ。

それから、ここの教会はユーゲントシュティールなデザインでした。中に入ったら老婦人と若い男性が礼拝席の左右に座って交唱をしているところでした。とても二人だけで歌っているとは思えないほど豊かに響き、しばし聞き入ってしまいました。

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