まだ、風は冷たいのですが、時おり日差しが差し込んで「外出したい」という気持ちにさせられます。心なしか、外を歩く人たちの服装も軽くなったような気がします。昨日までとは全く雰囲気が変わりました。さすがにもう雪は降らないよなあ … そろそろ自転車も出さないと …
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例によって買い出しへ。お昼時にハンブルクの中心部を歩き回っていると、だいたい「Sala Thai」か「CHA CHA」のタイ料理を食べたくなります。ということで今日は「Sala Thai」へ。初めて注文したメニューです。魚を揚げたものをスイートチリソースに和えたもの。ご飯によく合います。
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SATURN では期末ということもあるのか、CD/DVDが全品20%OFF … なのですが、差し当たってどうしても欲しい CD もないし、3月にはプチ大名旅行も控えているし、ということで(私には珍しく)踏みとどまりました。
それから体重計も破格の価格で売り出されていたので「修理を依頼する手間と労力を考えれば …」と思って買ってしまいました。体重計に乗るのは1ヶ月ぶりくらいかなあ … 自覚症状通り、かなりやばい状況です。何とかしないと …
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ウィーン旅行が「第二の独身生活」最後のイベントと書きましたが、すみません(誰に謝っているんだ?)、訂正します。
今日、ハンブルク歌劇場へ行ってチケットを買ってきました。一つ目は3/7(日)に初演が予定されている新作オペラ「女たちの三部作(Trilogie der Frauen)」。もともとはアルゼンチン生まれのフランス系作曲家オスカル・ストラスノイ(Oscar Strasnoy)への委嘱作《ル・バル》が初演されるということなのですが、これにシェーンベルクのモノドラマ《期待》、ヴォルフガンク・リームの《Das Gehege(The Warren)》があわせて上演されるのだそうです。実は「初演」というのは特別な演奏会のようで、チケットの価格が普段の倍くらいに設定されています。まあ、一種の「ご祝儀」込みの料金だと思うので、私は2回目の公演に行くことにしました。
もう一つはハンブルク・バレエによる《ダフニスとクロエ》(ラヴェル)《牧神の午後への前奏曲》(ドビュッシー)《春の祭典》(ストラヴィンスキー)。以前にドレスデンで見たものと同じプロダクションだと思うのですが、かなり面白かった(特に《ダフニスとクロエ》)ので本場のハンブルク・バレエによるステージを見てみたいと思ったわけです。
ハンブルク・フィルの定期会員はこれらのチケットを10%OFFで買えるのですが、オンラインではディスカウントできないので直接チケットオフィスまで赴く必要があります。「英語が話せる」ということで対応してくれた係のお姉さんは「さすがプロ」という感じの仕事で感心しました。まず見たい演目を伝えると「(チケットの価格について)いくらまで出すつもり?」と聞かれます。大まかな空席状況と価格は事前に調べておいたので「このへんの場所でこのくらいの価格の席が空いていると思うんだけど …」と伝えると、「この演目(前者)はまだ初演されていないので何とも言えないんだけど、一般的にはそれよりもこっちの方が見やすいわね」と別の場所を薦めてくれます。ということで、想定していたよりも少し安いけど良さげな席をゲットすることができました。
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オリンピックを見ている途中で気付きましたが、今日は2月の最終土曜日。例のラ・フラ・デルス・バウス(La Fura dels Baus)演出による《ニーベルンクの指環》も今日放送される《神々の黄昏》でいよいよおしまいです。
ストーリーはだいたい知っているのですが、舞台としてはほとんど見たことがありませんでした(DVD 持っているのに …)。それゆえ、このオペラ自体がそもそも面白いのか、それとも演出/配役/演奏を含めたこのプロダクションが素晴らしいのかはよくわかりませんが、かなりのめり込みました。ハーゲンの悪役としての存在感が見ていて面白かったです。しかし、お笑い芸人の「鉄拳」みたいなメイク(額には¥マークが、頬には漢字が書かれています)はどういう意図があるんだろう?そして最終場面、《ブリュンヒルデの自己犠牲》から指環がまたライン川に帰って行くあたりは本当に感動してしまいました。最初は柳原可奈子に見えて仕方がなかったブリュンヒルデもこの《神々の黄昏》の中ではあまり気にならなくなりました(笑)。