まったりと過ごす日曜日。音楽を聴きながら惰眠をむさぼる幸せ。
先日買った「ドイツ・グラモフォン111」(55枚組ではなくて6枚組の方)をつらつら聞いていたのですが、けっこう55枚組に含まれていないものも入っていますなあ。まあ、挙げ始めるときりがありませんが、バーンスタインの自作自演によるキャンディード序曲(オケはロサンゼルス・フィル、アメリカの作曲家による作品集に入っていた演奏ですね、確か)、ジュリーニ/キャサリーン・バトルによるフォーレの《レクイエム》からの「ピエ・イエス」(これ、当時買って後悔しました …)とかが入っています。
で、衝撃を受けたのがマルタ・アルゲリッチによるショパンの前奏曲集 op.28。これは全曲が55枚組の方に入っていますが、6枚組には最後を飾る第24曲が収録されています。
漫画「ピアノの森」の中で主人公である一ノ瀬海がショパン・コンクールの一次審査でこの曲を演奏し、最後の低音のDの二分音符三発を拳で叩く(山下洋輔か!)というエピソードがあります。コミックで読んだ時にはこの曲を聞いたことがなかったので、ずっと聞きたかった作品でした。パブリックドメインのピアノ譜がウェブ上にあったので楽譜を見ながら聞いてみたのですが、最後はD mollの和音が鳴り、その和音の最高音から一気に6オクターヴ駆け降りて、ほぼ最低音のD(D1になるのかな?)が三つ鳴ります。アルゲリッチの演奏もとても情熱的でよいです。
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夕飯は昨日買ってきたカレーを。分量も適当、野菜もぶつ切り、カレーをおいしくするための下ごしらえもばっさり省略、市販のルーをしかも一種類だけ、ということで極めてシンプル、まるで「キャンプ場で作るカレー」みたいになってしまいました。日本食レストラン「あかり」のカツカレーも最近食べていないし、食べるカレーはタイ風ばかりだったので、こういう「いかにも日本的なカレー」を食べるのはものすごく久しぶりのような気がします。食べながら、カレーを食べた思い出がどんどんフラッシュバックして、子供の頃に母親が作ってくれた(そして、時々味が気に入らなくて「食べない」と言っては怒られた)あたりまで遡ってしまいました。久しぶりに実家とSkypeしたからかなあ …