Day: January 29, 2010

  • おいでませ打ち上げへ

    水曜日に続いて、今日も午後から大雪。気温は先週末に比べて多少高め(0℃前後)なので、そんなに寒くは感じないのですが … みんな、おそるおそるという感じでかなりスピードを落として運転しているのですが、発進時などにちょっとふかすとたちまちホイールスピンしてしまいます。 ということで一週間の日程も無事終わり、今日は打ち上げでした。 前回も前々回も「あかり」で打ち上げをやったし、しかも出張者は今回の滞在中に2回も「あかり」に行ったとのことなので、別の日本料理屋である「小紋」で催されることになりました。私としては赴任直後に連れてきてもらった時以来なので、ほぼ半年ぶりくらいになります。 「あかり」以上に居酒屋的なメニューを食べられるお店なので、たこわさ、湯豆腐、コロッケ、さばの塩焼き、手羽先、枝豆、巻き寿司などなど、ふだんなかなか食べられないものをいただきました。 電車の遅延/運休などが心配でかなり早めにアパートを出発したのですが、普通に運行していたし、乗り継ぎも思いのほかスムースだったので、ちょっと SATURN に寄ってみることにしました。 オーケストリオン まずはこれ。リリースされたばかりのパット・メセニーの新作です。アナログ自動演奏機器であるオーケストリオンを使ってのワンマンレコーディングということなのですが、ちょっと微妙。時おり、フランク・ザッパが同様のアイデアでシンクラヴィアを使ってワンマン録音した「ジャズ・フロム・ヘル」のように聞こえます。全ての演奏においてデジタルな音ではなく楽器そのものが鳴っているという意味では、自動演奏といえども音楽がエモーショナルになっている部分はあるのですが、逆にそれぞれのパートを人間が演奏したらもっと面白くなるかもしれないのになあ … と思ったことも確かです。となると、このアルバムの存在意義は?という疑問に行き着いてしまうのですが。ともあれ、ライスハレでオーケストリオンが演奏されるのを見るとやはり楽しくなってしまうのでしょう。サウンド的には(近作を聞いているわけではないのですが)いかにもパット・メセニーといった感じでした。 Brahms Complete Edition そろそろ買わないとなくなりそうだったので、意を決して買ってみることにしました。CD 46 枚にブラームスの主要作品がほとんど収録されています。”Complete” とは言いながらもいくつか収録されていない作品はあるそうです。 のちにウィーンに移り住んでしまいましたが、ハンブルクはブラームスが生まれた町です。この町で冬を過ごしていると、ブラームスのどっしりとした音楽のバックグラウンドがわかるような気がします。このボックスを聞きながら越冬しようかと思っています。 主要な管弦楽作品以外では、映画にも使われた弦楽六重奏曲第1番の第2楽章が気に入っています。確か、歌手の白鳥英美子さんがこの楽章の旋律に歌詞をつけて歌った「ハートランド」という曲がキリンのビール「ハートランド」の CM に使われていました。それから、曲については全く印象に残っていないのですが、大学時代に学オケのアンサンブル・コンサートで聞いたクラリネット五重奏曲のクラリネット奏者があまりにも素晴らしかったことを覚えています。 実は46枚のうち、三分の一ほどが歌曲です。このあたりが一つのハードルかなと … Khachaturian: Piano Concerto キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィルハーモニー交響楽団によるハチャトゥリアンのピアノ協奏曲 … はどうでもよくて(笑)、カップリングが交響曲第3番《シンフォニー・ポエム(交響詩曲)》です。1969年録音ということで、この時期のソ連のオケにしか出せないであろう独特の濃厚なサウンドで、この凶暴な曲が聴けます。バランスが悪いとか、ミスがあるとか、細かいことは言わずに、とてつもない推進力を味わおうではありませんか。 111 Years of DeUtsche Grammophon/Various (Ltd) 前に買ったのは55枚組、これはそこからピックアップした6枚組 … のはずなのですが、微妙に55枚組に含まれていない演奏が含まれているんですよねえ … 毒を食らわば … ということで … Elgar: Cello Concerto; Sea Pictures; Overture ‘Cockaigne’ エルガーのチェロ協奏曲の予習用に。結局、ジャクリーヌ・デュプレの演奏で、もっとも安く手に入る盤にしました。 ***** […]