Dienstag, 26. Januar 2010 – Mnozil Brass
“Magic Moments” Virtuose Blasmusik und großes Komödiantentum
Laeiszhalle – Musikhalle Hamburg
基本的には七重奏(トランペット3、トロンボーン3、テューバ)のブラス・アンサンブル、ムノツィル・ブラスの演奏会です。日本でもかなり注目されているようですね。楽器演奏だけでなく、アカペラ、パントマイム(というか、少々イタい小ネタというか …)などでも楽しませてくれます。楽器の演奏技術だけでも十分に凄いのですが、そこに過剰なまでのエンタテインメント(そこまでしなくてもいいだろう … と感じることがたびたびありました …)が加わって、会場は大盛り上がりでした。
個人的によかったのが、
- ちょっとネタ的には古いですが「人力マトリックス」。映画「マトリックス」のアレのように、トランペットを吹いている人をスローモーションで縦に一回転させたり、トランペットのマウスピースを弾丸に見立てて、例のエビ反りでよけるやつとかをやっていました。
- 「一人四重奏」。マウスピースはそれぞれの4人の演奏者が担当するのですが、両手でそれぞれ別のトランペットのピストンを操作し、両足でそれぞれ別のトロンボーンのスライドを(足の親指と人差し指にはさんで)操作して、テューバの伴奏に合わせて演奏していました。(ううん、文字だけだと説明しづらい …)
- アンコールの1曲目がアカペラで始まるクイーンの《ボヘミアン・ラプソディ》。中間部のコーラスワークが比較的忠実に再現されていて驚きました。
- 基本的には演奏者は言葉を発していなかったのでかなり助かりました。メンバー紹介ですら、プランジャーミュートを使ったトロンボーンでしゃべっていました。トロンボーン奏者の一発芸でよくある「行事の呼び出し」みたいな感じです。ほとんどプロレスの選手コールみたいでしたが(笑)。ドイツ人にはちゃんとドイツ語っぽく聞こえたのかな?そういえば「Danke Schön」はそうしゃべっているように聞こえなくもなかったです。
かなりのレパートリーを音圧の高い吹き方で吹いていたのですが、よくバテないものだなあ、と思いました。また、そういった曲の直後にゆったりとしたバラードっぽい曲を吹いても音が荒れずにちゃんと切り替えているのもすごいです。
期待以上に感動しました。おそらくCDやDVDではこの面白さは反芻できないと思ったので購入しませんでした。また演奏会に足を運びたいです。日本には秋頃行くようですね。