日別アーカイブ: 2009 年 11 月 9 日

クラフトワークの箱

先週の金曜日にクラフトワークのリマスター盤のボックスセットが届きました。

The Catalogue

オリジナルアルバム8枚が収録されています。CDサイズのボックスかと思ったら、ほぼLPジャケットサイズで4枚のCDが以下のように収納されるようになっています。つまり各スペースには2枚ずつCDが入っています。

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今回のリマスターを機にそれぞれのジャケットはシンプルなグラフィックに変更されたのですが、この紙ジャケットは二重になっていて、中からオリジナルジャケットが出てくるようになっています。「ヨーロッパ特急」のジャケットはインターナショナルバージョンなのかな?ドイツ盤はモノクロ写真で別構図だったような気がするのですが。それから各アルバムごとの大判のブックレットも入っていました。

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比較対象の旧版音源が手元にないので音質は比較しようがないのですが、まあ、クリアになった印象はあります。

各国語バージョンを整理してリリースして欲しかった気はしますが、特にボーナストラックはありません。(あまり詳しくないのでアレですが)唯一手が入っているアルバムは「エレクトリック・カフェ」。(おそらく当初の意図通り?)「テクノ・ポップ」というタイトルに変更されて、《テレフォン・コール》と《セックス・オブジェクト》の間に《ハウス・フォン》という曲が追加されています。《テレフォン・コール》のアウトロというか、リプライズというか、パーカッシヴなリミックスというか、比較的まったりとしたテンポが多いクラフトワークにしてはアグレッシヴでかっこいいです。

というわけで、さっそく《アウトバーン》を聞きながらアウトバーンで通勤しました(笑)。

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(後日付記)ブログのアクセスログで、《アウトバーン》に出てくる「fahr’n」の意味を調べている方がいらっしゃったようなので書いておきます。「fahr’n」は「fahren」の短縮形なので、この曲の有名なフレーズ「Wir fahr’n fahr’n fahr’n auf der Autobahn」は英語で「We drive, drive, drive on the autobahn」(僕らはアウトバーンをドライヴ、ドライヴ、ドライヴ)になります。