先週はずっとはっきりしない天気が続いていたのですが、今日はまさに「秋晴れ」です。暑すぎず、寒すぎず、やわらかな日差しと紅葉しつつある樹木がオフィスの窓から見えます(涙)。昨日がこの天気だったらいろいろと出かけられたのですが残念です。
昼食は Stefan と。まあ月曜日なので「週末何してた?」みたいな話になります。「そういえば、ドイツの統一記念日って何かイベントがあったの?」と聞いたら、その日は毎年ドイツの各都市が持ち回りで記念イベントを行うのだ、ということを教えてくれました。政治家が集まってスピーチをするようなことを言っていました。ちなみにハンブルクは昨年で、今年はライプチヒだったそうです。
今週から心を入れ替えて「早く出社して早く帰る」ことにするつもりだったのですが、雑多な用事が積み重なって、けっこう時間がかかってしまいました。ちなみにうちの会社は週の労働時間が40時間と決められているので、週のどこかで調整する必要があります。週末は早く帰ろうっと。
週末に読んだ本。
ビートルズ―20世紀文化としてのロック (講談社選書メチエ)
ミュージシャンかつ執筆家としても活躍している和久井光司さんが書いたビートルズの評伝です。ビートルズに関する史実はほとんど出尽くしている感があるので、コンパクトな評伝は似たり寄ったりになると思いきや、やはり和久井さんの視点は面白いです。
ビートルズに関する記述は最小限にとどめ、その周辺にあった音楽的/文化的な背景を詳細に論ずることによって、ビートルズがこれだけの名声を勝ち得た必然をあぶり出しています。例えば、ビートルズのメンバーがリバプールという地、すなわち歴史的に受け継がれているケルト的な文化と、港町であるがゆえにアメリカから直接持ち込まれたブルースやロックンロールという黒人発の音楽がまじりあっている地に生まれたからこそ、新しい音楽として支持されたとか、ですね。