やはり町の中心部に車で行って土地勘をつけるのは、比較的交通量が少ない日曜日が適していると考え、今日はエッペンドルフ(Eppendorf)に行ってみることにした。エッペンドルフはアルスター湖の北西(地図でいうと左上)に位置する地域で、いろいろなお店が建ち並ぶ活気のあるところなのだそう。
もちろん、日曜日なのでほとんどの店が閉まっていることは承知の上で、以前 NHK で放送された番組で紹介された自家焙煎のコーヒー屋を探すのが主たる目的である。番組でも「エッペンドルファー通り」と紹介されていたので、Eppendorfer Weg という通りを一通り歩いてみれば見つかるのではないか、ということで行ってみた。
例によって駐車スペースを見つけるのはけっこう大変。日曜日は店が閉まっている反面、近所に住んでいる人たちの車(ふだんは通勤とかで使っている)が停めっぱなしになっているのではないかと推測する。結局、Eppendorfer Weg のほとんどどん詰まり(南の端)のアパートの前にスペースを見つけて駐車する。
通りを北上しながらコーヒー店を探す。やはり、通りにある店はごく限られたレストランやカフェ以外は閉まっているので、人通りもかなり少ない。平日に来るとどんな感じなんだろう?コーヒー店は、結局 Eppendorfer Weg と Hoheluftchasusee の交差点のちょっと北側にあった。当然閉まっていましたが。
昼食は通りにあったケバブ屋さんで食べてみることにした。待望の初ケバブである。オーソドックスなケバブが3.5ユーロ。中に野菜や肉がたっぷり詰まっているのでかなり満腹になる。満足満足。
土地勘を養うため、帰りはカーナビなしで帰ってみることにした。もちろん念のためマップは表示しておきましたが。ハンブルク市内の交通標識には、主要な目的地、例えば「中心部」「空港」「アリーナ(サッカースタジアム)」などの方向が示されている。なので、具体的な場所がわからなくても「中心部」の案内に沿って進んで行けば、市の中心部(アルスター湖とか中央駅の当たり)まで行けるようになっている。中央駅からアパートまでの道順は覚えたので、中心部まで行ければ何とかなる。ということで、何とかなりました。
昼間もちょぼちょぼ雨が降っていたのだが、夕方から夜にかけて本格的に降り出した。遠出したくないので、近所の「Conrad’s」で夕食。初めて飲むデュンケル(かな?)。この店はヴァイツェンを置いていないのがちょっと残念。トマトスープとミニサラダ、それに Strammer Max を食す。黒パンの上に細かく刻んだ生ハムを載せ、その上に目玉焼きを載せたものである。最後は例によってエスプレッソ。(やっぱり暗いところだと iPhone ではうまく写らないなあ)
帰ってきてテレビをつけたら、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮 NDR(北ドイツ放送)交響楽団によるベートーヴェンの交響曲第9番が放送されていた。7月上旬から8月末にかけて、ハンブルクを中心とした北ドイツ一帯で Schleswig-Holstein Musik Festival というかなり大規模な音楽祭が開催される。これは、そのオープニング・コンサートらしい。
実は、この音楽祭の話を金曜日(カリーブルストの日)に Mattias から教えてもらっていた。さっそく、いくつかの演奏会のチケットを手配中なのだが、8月末に開催される演奏会は No.129 という番号が振られている。このくらいの数の演奏会が開催されるということなんでしょうね。ちなみに、この No.129 はシュターツカペレ・ドレスデンの演奏会。(今話題の?)ラン・ランのピアノ独奏によるショパンのピアノ協奏曲第2番と、リヒャルト・シュトラウスの《アルプス交響曲》です。