ぼちぼち来年の定期演奏会向けの選曲が始まっている。
ぶっちゃけ、今回は邦人作品を集めた演奏会になりそうである。そう思って以前の演奏会記録を見返してみると、前回「邦人作品特集」を組んだのはもう6年も前のことなのだ。ちなみに以下のようなプログラム。
第1部
・兼田敏 / 吹奏楽のためのパッサカリア
・伊藤康英 / 吹奏楽のための古典幻想曲
・鈴木英史 / ソング・アンド・ダンス
・保科洋 / 古祀
第2部
・小柴秀樹 / 吹奏楽のためのリリカル・エピソード
・小長谷宗一 / ウィンドアンサンブルのための幻想曲「不思議な旅」
・大栗裕 / 吹奏楽のための神話(天岩屋戸の物語による)
作風、編成、作曲年代にバランスが取れた素晴らしいプログラムだったと自画自賛している(加えて本番の出来もよかった)のだが、兼田敏さんの《パッサカリア》、保科洋さんの《古祀》、大栗裕さんの《神話》という王道中の王道である「切り札」を一気に3枚も使ってしまったので、なかなかネタ探しに苦労している。
全体的なバランスを取るために、あえて「他の選曲委員が出しそうにない曲」をリストアップしている(色鉛筆でなかなか減らない色をあえて使う … と同じ方法論ですね)のだが、「こいつはこういう曲ばかりをやりたがる」と思われてしまっているようで、ちょっと思案中。(さすがに私もこんな曲ばかり集めた演奏会は開きたくない …)
というわけでリクエスト募集中。
ちなみに中橋愛生さんの《科戸の鵲巣》は私を含めて複数の人がプッシュしていたのだが、「お家の事情」でどうも出来そうにないのが残念。
はじめまして。富山県在住のモノ好きです。
いつもCD情報を参考にさせていただいております。
「他の方が選曲しない曲をあえて」というところに共感です。
リストの中にある曲かもしれませんがリクエストさせてください。
・北海変奏曲 / 伊藤康英
・吹奏楽のための「光の祭典」 / 鈴木英史
・祝典舞曲 / 保科 洋
・スター・パズル・マーチ / 小長谷宗一
・大仏と鹿 / 酒井 格
勝手な意見失礼しました。
くらうん様:
さっそくのコメントありがとうございました。
引っ越した「CD データベース」は、まだ改善の余地があります … し、最近買った CD はほとんど入力していません。申し訳ありませんが末永く見守っていただければと思います。
さて、リクエスト本当にありがとうございました。参考にさせていただきます。
実は、うちのバンド、保科さんの《祝典舞曲》は2回取り上げています。
ある意味、保科さんっぽくない明るい雰囲気の曲だと思っています。
最近、あまり聞く機会ないですね … と思っていたら以下の DVD に収録されていました。
http://worldwindbandweb.com/brainmusic/7.1/PTDVD-0701/
(持ってるじゃん、この DVD …)
こちらでははじめましてです。かつてNAPP氏の掲示板などに時折出没していましたが、なにやら楽しげな催しの兆しを嗅ぎ付けて参りました。
貴団の定期プロにおける慧眼ぶりにはかねてから関心を寄せておりまして、浜松は近くは無いものの、こうした曲が聴けるならば…と思える処をいくつか。
・阿部亮太郎「嵌め込み故郷」
~「弔いとしての状況」よりは一般受けし易いでしょうか。
・田村文生「兵庫国体ファンファーレ」
~氏のHPに参考音源がありますが、あの斬新な響きを生でも。
・名取吾朗「黒のファンタジー」「煌煌」
~これらは名を知るのみで未聴。ぜひ国立音大以外での演奏実績を。
・廣瀬量平(上埜孝編)「吹奏楽のための祝典音楽」
~つい最近楽譜が絶版になったとか。この機会に確保なされては。
・吉田峰明「渚スコープ」
~課題曲の中ではとりわけ景色の良い曲で好きです。
偏りがちな嗜好を抑えたつもりでしたが…これ以上は趣味丸出しで収拾が付かなくなりそうなので。戯れ程度にご参照ください。
いつか自分のバンドでやってみたい、
できたらいいなと思っている作品群です(全部ではありませんが)。
ご参照ください(^^)。
真島俊夫
■交響詩『波が見える風景』
團伊玖磨
■オリンピック序曲
■ブラスオーケストラのための『行列幻想』
Ⅰ
團伊玖磨/福田滋
■ブルレスケ風交響曲より 行列
團伊玖磨/稲垣征夫
■管弦楽組曲『シルク・ロード』より
西村 朗
■秘儀Ⅰ-管楽合奏のための
大栗 裕
■吹奏楽のための小狂詩曲
■吹奏楽のためのバーレスク
櫛田胅之扶
■『火の伝説』
原嘉壽子
■吹奏楽のための岩長幻想~オペラ『岩長姫』より
バッハ/田村文生
■前奏曲変ホ長調
ワイル/中橋愛生
■大きな三文音楽
中橋愛生
■遮光の反映
伊左治直
■夕焼けリバースJB急行
蝸牛の旋さま、Jun さま:
ありがとうございました。望外のコメントをいただき、うれしいです。参考にさせていただきたいと思います。
みなさんのご意見は、私の腹案に近いものがあるなあ、と感じました。(あまり細かいことを表明すると敵をたくさん作りそうなので(笑)アレですが)、現在とは違う種類の活気を帯びていた1970年代から1980年代の作品を取り上げてみたいですね。まあ、技術的難易度とか、演奏者のモチベーションとか、お客さんがどうとらえるかとか、バランスを取らなければいけない問題はいくつかあるわけですが。
ちなみに、ここ数日いろいろ調査していて残念なことがわかりました。
・音楽之友社のカタログにある吹奏楽譜が激減。
数年前に《神話》(大栗裕)や《哀歌》(兼田敏)がウインドギャラリーのレンタル譜に移行したので嫌な予感はしていたのですが …
廣瀬量平さんの《祝典音楽》も、このあおりなのでしょうね。
・ビムス・エディションズ業務停止
会社代表の方が急逝されたために業務の継続が困難になったとのこと。
こちらも、注目すべき掘り起こしをたくさん行っていた会社なので残念です。
「停止」ということなので、いつか再開して欲しいものですが。