ハンブルク日記(その1)

ハンブルクへの出張。

なぜか毎年この時期は、場所も目的も異なるのだが海外出張に行くことが多い。 昨年はカリフォルニア州のクパティーノ、一昨年はロンドン、その前はサンフランシスコへ行った。 (もう催し物自体がなくなってしまったが、確か COMDEX もこのくらいの時期だったよなあ …..)

パソコン携行用のバッグはちょっと前に肩紐の金具が壊れてしまったので新調した。

機内持ち込み用のピギーバッグでは荷物が収まりそうもなかったので、スーツケースで行こうと思ったのであるが、そういえば前回使ったときに亀裂が見 つかっていたので、こちらも前日に新調することにした。 最初はリモワのサルサ(しかもブルー)が欲しかったのであるが、買いに行ったお店には黒しかなく、想像したとおり妻からは「無骨過ぎる」というコメントが あった。とはいえ、やはり今はやりのポリカーボネードの軽さは捨てがたい魅力がある。結局、タイタンの X2、色はホワイトを購入した。

パスポートも3ヶ月ほど前に切れていたので再申請。 私の勤務先では「海外出張時の渡航に関する全費用」、つまりパスポートの申請料金、さらに戸籍謄本や証明写真まで負担してくれるので、海外出張の機会まで申請せずにいたのだ。

というわけで、見た目は海外旅行超初心者である。

で、マイレージプラスのメンバー(しかも今のところプレミア・エグゼクティヴ)である私はルフトハンザで行こうと思っていたのであるが、日程が確定 したのが遅くなったために全然予約が入らない。 代理店の担当者の話によると、名古屋発フランクフルト行きはそもそもオーバーブッキング状態になってて、それが解消しない限りキャンセル待ちの列が進まな いとのことであった。かろうじて成田発は取れたのであるが、浜松を始発の新幹線で出発しても成田への到着時間がかなりリスキーである。そのために前泊する のも何なので、名古屋からフィンランド航空でヘルシンキ経由でハンブルクに入ることにした。

比較的空いているのかと思ったらチェックインの列はかなり長い。 並び始めてから手続き完了まで30分くらいかかった。

そのあと、携帯電話のレンタル手続きを済ませたらほとんど空き時間なし。 (電源プラグの変換用アダプターが見つからなかったので空港で買おうと思っていたのだが、充電器と一緒に貸してくれた。ラッキー。) 機内読書用に村上春樹さんの新刊を買おうと思ったのだが叶わず。

席は中央の通路側を事前指定。横一列空いていた。 シートピッチはルフトハンザより数センチ広いらしい。 そう言われれば多少広い気もする。

機内食は選択できない一種類のみ。 東坡肉(トンポーロー)+野菜の煮物を添えたご飯、日本そば、パンなど。 悪くない。かぼちゃの煮物とかは泣かせますなあ。 飲み物は赤ワインをもらう。オーストラリア産のシラーズ。 期待していたよりもボディがあって、トンポーローの甘い醤油味との相性もなかなか。 (オーストラリアのワインをエストニアで輸入してフィンランド航空に提供しているらしい)

結局、機内読書はプルーストの「失われた時を求めて」の抄訳版に挑戦。 (何度目の挑戦だ?) しこたま食って飲んで、短時間ながら熟睡した後なので、多少根を詰めて読んでも眠くならない。 いつも最初のハードルになっていた、例の紅茶を含ませたマドレーヌのエピソードを越えることができた。

ハンブルク着。 無事名古屋発のルフトハンザに乗れた同行者と合流。 シャトルバスでホテルへ。

ホテルはハンブルク中央駅の真ん前。 その後、ホテルの近くのドイツ・パブ(?)で夕食。 グヤーシュとウィーン風ソーセージを食し、ヴァイツェンを頼む。

そういうわけで、今年の私の誕生日は 32 時間あった。

hamburg11hamburg21

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