Japan’s Best for 2006 コレクターズBOX [DVD]
今年の全日本吹奏楽コンクールは、特に大学・職場・一般の部で聞いてみたい演奏が多かった。まあ、でもせっかくなので全部門が収録されているボックスセットを買ってみた。
とりあえず、その大学・職場・一般の部だけ見てみる。特に聞きたかったのは大曲吹奏楽団の《ゴシック》(木下牧子)。委嘱作品での全国大会出場であ る。指揮者の小塚類さんというとアクの強い演奏をするという印象があるのだが、この演奏はそのアクの強さがプラスに作用して説得力のある演奏になったよう に思う。
創価学会関西の《科戸の鵲巣》(中橋愛生)も聞きたかった演奏。大編成にも関わらずものすごく透明感のあるソノリティ。
NTT西日本中国吹奏楽クラブは相変わらず少人数だが充実した演奏(ハチャトゥリアンの《ガイーヌ》)。ウィンドアンサンブル的な響きを志向して全国大会で安定した評価を得ている団体はここくらいではないだろうか。