帰国の日。ちょっと早めにサンフランシスコ国際空港へ。 いつも空港へ行くときに思い出すのだが、ダウンタウンから空港へ向かう途中にキャンドルスティックパークが見える。 照明灯がケーキに立てたロウソクに見えることからこの名前がついたらしい。 もともとはメジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツのホーム、現在はNFLの49ers のホームになっているらしい。 それよりもなによりも、ビートルズが聴衆の前で行なった最後のライブ会場として有名である。
で、早めにチェックイン。 空港内をうろうろするが、我慢できなくて海鮮湯麺を食べる。 かろうじてエビは入っていたが、練り物(カニカマとかホタテカマ(?)とか)を入れるのはやめて欲しいなあ。馬鹿でかいブロッコリーを入れるのもやめて欲しいなあ。 スープはそれなり、麺もそれなりだったので何とか許せるレベルではあったが …..
満席だとかでビジネスクラスへのアップグレードはなし。 久しぶりにユナイテッドのエコノミーに乗ったぜ。
そこそこ寝たら目が冴えたので本を読む。 (何せサンフランシスコ名古屋間は約11時間) 村上春樹訳の「グレート・ギャツビー」。 大昔に別の訳を買ったのだが、最初の方で挫折したんだよな、確か。 村上訳で読んでも冒頭は少々まどろっこしい気がする。 しかし、こういう展開で、こういう純粋で哀しい結末になるとは思わなかった。
読んでいて、具体的なイメージが頭に浮かびやすかったのは、村上氏があとがきに書いているような「村上氏がこれまで個人的に抱いてきたイメージを明確」にしているからかも知れない。