ま、いろいろ買ったわけなのですが …
キング・クリムゾン教の教祖様であらせられるロバート・フリップ御大が1979年に発表したソロアルバムのリマスタリングリリース。当時は不本意な形で発表されたので今回「完全版」としてリリースしたのだそうだ。
ピーター・ガブリエル、ブライアン・イーノらの共演陣に興味を持ったので購入。
ロバート・フリップがダリル・ホール(ホール&オーツの片方ね)のヴォーカルに魅せられて多くの曲でヴォーカルを取ってもらっていたのだが、ホール&オーツ側のレコード会社がそれを嫌って多くの共作がお蔵入りになっていたとのこと。
1970年代後半というと、ロバート・フリップはキング・クリムゾンを解散していた時期だし、ホール&オーツはブレーク直前でまだまだという時期だったと思う。そんな時期にこの二人の接点があったというのがかなり意外だった。
サウンド的には、その後復活することになる「80年代クリムゾン」との共通点が多い。私は70年代のプログレの範疇にいるクリムゾンよりも、タイトなビートの80年代クリムゾンが好きなのでかなりいい感じで聞けた。