和田薫さんがアメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラから委嘱されて作品を書いたそうだ。
アメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラはアメリカ国内でのツアーを中心として活動している管楽アンサンブルで、ほぼ4管編成のオーケストラの管楽器セクションと打楽器群からなる編成である。そのため、サクソフォンやユーフォニアムは含まれていない。
有名なところでは、黛敏郎さんの諸作品はこのオーケストラによって委嘱されているし、ペンデレツキの《ピッツバーグ序曲》、ロドリーゴの《管楽オーケストラのアダージョ》、ホヴァネスの《交響曲第4番》と中心とするいくつかの交響曲なども、このオーケストラのために書かれている。
なかなか個性的な活動をしているバンドなのであるが、日本ではあまり演奏を聞くことがないので話題にならないのかも知れない。私の知る限り、公にリリースされている CD は一枚だけだったはずだ。
そんなわけでウェブをつらつらと検索していたら、いつの間にか何枚かの CD がリリースされていることがわかった。以下のページで「American Wind Symphony Orchestra」で検索をかけると4枚見つかった。
http://www.buythiscd.com/shop/home.php
- Concerto Grosso for Woodwind Quintet and Orchestra (Robert Russell Bennett)
- Sinfonia (Ned Rorem)
- Cancion De Gesta (Leo Brouwer)
- Music For the Royal Fireworks (G.F. Handel)
- Armageddon (Henk Badings)
- Concerto for Percussion and Wind Orchestra (Toshiro Mayuzumi)
- Pittsburgh Overture (Krzysztof Penderecki)
- Morpheus (Jerzy Sapieyevski)
- Down by the Riverside (James Drake)
- Square Dance ’76, Opus 105 (Paul Creston)
- Take the ‘A’ Train
- Georgia on My Mind
- That Old Black Magic
- Pickle Suite
- I’d Like to Teach the World to Sing
- This Land is Your Land
- Jacob’s Ladder
- Little Birdie
- Michael, Row the Boat Ashore
- If I Had a Hammer
- Battly Hymn of the Republic
- American Tribute
- The Sting
- Water Music (G. F. Handel)
- Report (Lubos Fiser)
- American Requiem (Henry Brant)
- Liberty Enlightening The World (William Bolcom)
- Divertimento (George Auric)
- Chorale (Ivana Loudova)
- Divertissement D’ete (Jacques Casterede)
おそらく全てレコードからの CD 化ではないかと思われる。1枚はレコードで持っているものだ。
さっそく注文する。