コンビニへ行ったところ本棚にあった。 パラパラとめくったところ、ちょっと面白そうだったので買ってみた。 一気に最後まで読んでしまった。
時代の流れがプロレスではなく格闘技に傾いていることもあって、以前ほどプロレスは見なくなった。そういうわけで 1/4 恒例のドーム興行がまだ続いている(そして、おそらく今年が最後だったらしい)ことも、新日本プロレスがゲームソフトメーカーに買収されたことも知らな かった。
そういう最近の事情を知らない私でも、「猪木」というキーワードに振り回されてきた(今も振り回されている?)新日本プロレスのビジネス的な裏事情がわかって非常に面白かった。
なぜ、国際プロレスが倒産したあと新日本プロレスに乱入してくることになったのか、なぜ、モハメド・アリ戦が終わったあとも猪木は異種格闘技戦を続けなければならなかったのか、がこれを読むとわかる。
順番待ちをしている未読の本たち、ごめんなさい …..
ちなみに、国際プロレスのボスはラッシャー木村だった。 国際プロレス軍団(ラッシャーとアニマル浜口と、もう一人誰だったっけ?)が新日本プロレスのリングに乱入をしてきて、ラッシャー木村がマイクパフォーマンスで宣戦布告を行なった。その時の第一声が、
「みなさん、こんばんは。」
である。私はこのエピソードでラッシャー木村を愛することができる。
そして、彼に敬意を表して、所属する吹奏楽団の挨拶(演奏会の打ち上げとか、新年会とか)を必ず
「みなさん、こんばんは。」
で始めている ….. のは誰も気付いていないだろうなあ …..
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(後日付記)国際軍団のもう一人は寺西勇でしたね。grok さんに教えていただきました。