月別アーカイブ: 2005年8月

ブラスト

浜松公演 8/31(水) 昼の部を見に行く。

浜松では 8/30 の夜と 8/31 の昼夜の計3回公演があったのだが、子供を預けやすい時間帯ということで昼の部を見に行ったのであった。
(偶然、ホール内で似たような事情の友人複数名に会った。)

基本的には DVD で発売されている演目と大きくは変わっていないのだが、やはり目の前で演奏しているということと、観客の反応があるということで楽しめる。昼の部なので、やはり学生さんが多く、前日の夜の部よりもノリはよかったそうである。(浜松での全公演を聞きに行く予定の友人談)

こういう「エンタテインメント(演奏者と聴衆が一緒に楽しむ)」と「コンサート(音を聞く)」の中間のような位置付けの演奏会において、身の処し方に困るのが日本人なのかなあ?演奏者から発信されるものを単に受け取るだけじゃなくて、聴衆も演奏者からもたらされる「笑い」や「驚き」や「感動」をもっと素直に(あるいは多少オーバーに)表現してもいいと思うし、それによって演奏者も聴衆ものってくれば言うことなしなのではないかと思う。

来年からはいよいよ新シリーズの「ブラストII」が始まるらしい。また浜松に来てくれますよね?

今さらながら無線LAN

今さらながら自宅に無線LANを導入した。

そもそもは、友人に録画してもらった「ライブ8」の画像ファイルを引き取るためのUSBハードディスク(48GBということらしい ….. 分割してDVDにしてくれとも言えないのでそのままコピーしてもらうことにした)を購入するためにパソコンショップへ行ったのだが、たまたま無線LANサーバーとPCカードがセットになったパッケージをセールで安く売っていたので買ってみた。

主な目的はCLIEのネットワーク接続である。これでいちいちパソコンを立ち上げなくてもメールや自分のウェブページを読み書きできるようになった。

ミュシャ展

会社を休んで浜松市美術館で開催されている「ミュシャ展」を見に行く。

気がつくと開催は今週末の日曜日(8月28日)までで、よくよく予定を見てみるともう休日には行けなくなってしまっていたのだった。 平日にも関わらず、台風にも関わらず、意外にもたくさんの人が見に来ている。 うちと同じように駆け込みなのか? ちょうどこの日は入場者数30000人突破ということで、浜松市長が来てくす玉を割っていた。 もう少し遅く入場していたらちょうど30000人目になっていたのかなあ?

ミュシャというとアール・ヌーヴォー様式のポスター画の印象が強い。印刷で見るとまあそこそこなのだが、実物の色彩は素晴らしい。実物を見てかなり印象が変わった。少し色温度を抑えた色彩で描かれている女性は本当に愛らしい。

今回の展覧会はミュシャが名声を得るきっかけとなった、女優サラ・ベルナールのためのポスターがメインのような扱いになっている。これらのポスターはかなり余裕のある空間で見ることができるようになっている。(というか浜松市美術館は狭すぎ)「トスカ」もあるとよかったんだけどな。

よく知られているミュシャの作品の作風はしっかりした輪郭線と淡い色調、幾何学的な構図が特徴なのであるが、スケッチや油絵を見るとデッサンの確かさや光の使い方のうまさが分かる。 スケッチの多くは鉛筆書きにほんの少しホワイトを加えたものが多いのであるが、そのホワイトで表現している光が絶妙である。

このへんがミュシャの一般的な顔なのであるが、それ以外の仕事も紹介されていて興味深かった。香水や酒(モエ・エ・シャンドン)やお菓子などのパッ ケージデザイン(実はゴーフルのパッケージを模した整理箱が売られていたので買ってしまった)などもあったし、写真にもかなり力を入れていたらしい。 晩年プラハに戻ったあとの絵画は民俗衣装が描かれていたり、国のために切手や紙幣などのデザインも行なっていたりと、愛国的な創作活動を行っていたよう だ。

その総決算とも言えるものが連作「スラヴ叙事詩」だそうだ。 絵のサイズは大きいし20枚からなる連作なので、今回の展覧会ではスケッチのみの展示だったのだが、いつか実物を見てみたい気がする。

プラハにある聖ヴィート教会のステンドグラスもミュシャが制作したものである。 すっかり忘れていたのであるが、1998年にプラハを訪れた際にちゃんとカメラに収めていたのだった …..

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今日届いたもの

CHASM(坂本龍一)

アメリカのプロモーション盤(非売品)。収録曲はアメリカ盤に準じているので、日本盤とは微妙に異なる。

実はこのアルバム、あまり聞き込んでいないのでちゃんと比較できていないのだが、少なくとも《LAND SONG》は収録されていない。あと《20 msec.》《Song》《Word》という3曲が日本盤未収録なのだが、どなたか詳しい方、素性を教えてください。

ジャケットは全面プラスチックのデジパックでまったくの別デザイン。

バッハ・プラスチックス・エルヴィス

海外赴任になる同期入社の友人の送別会。

さすがにこの年(入社1?年)になると、同期でそれなりの人数が集まる飲み会は少なくなる。(前回集まったのもやはり送別会だったなあ …..)ともあれ、集まれば相変わらずガヤガヤとした雰囲気になるのが懐かしい。

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某ショップでサービス券をいただいたので、これを使うべくCDを探す。ブゾーニがピアノ独奏用に編曲した《シャコンヌ》(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番の終曲)はかなり有名だと思うのだが、他にも《目覚めよと呼ぶ声あり》とか《トッカータとフーガ ニ短調》が編曲されているのは知らなかった。

他にも高橋悠治自身が編曲している作品もいくつかあってこちらも楽しみ。

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プラスチックスのデビュー25周年記念のベスト盤。

未発表音源が4曲含まれたボーナスディスクがついている(もちろん、これはこれで感涙モノ)のだが、収録時間は全然余裕があるのだから、オリジナルアルバム未収録曲《PATE》や、アルバムに収録されたものとは別ミックスの《GOOD》シングルバージョンも収録して欲しかった。

本編の方は、4枚のアルバムからピックアップされた曲がランダムに配置されているのだが、4枚それぞれにアルバム全体の印象が大きく異なっているだけにランダムに並べられると違和感がある。

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で、元プラスチックスの中西俊夫による新しいプロジェクトのアルバム。メロンやウォーターメロンなどに代表されるいくつかのプロジェクトを経て、また最初の地点に戻ってきたという感じの雰囲気。

*****

エルヴィス・プレスリーの命日(8月16日)に紙ジャケ30枚が限定復刻。詳細はこちら(http://www.genkipolitan.com/elvis/elvis100/paper30.html)ちょっと迷ったのだが買っておくことにした。

ぎゃぼ

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何か売れているみたいですねえ。

「のだめカンタービレ」で使われている音楽を集めたCD。この場面ではこういう音楽が流れているのだ、ということを確認するためのCDであって、曲を鑑賞するためのCDではないはずだ。

にも関わらず、このCDブックを買ってしまったのは、やはり作品中で登場する架空の作曲家による架空の作品《ロンド・トッカータ》を収録しているからなのである。

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CANの紙ジャケ第2弾の4枚。だんだん落ち着いてきているなあ。

まったりと大掃除その2

大掃除その後。

とりあえず紙類の大まかな整理は終わったので、ビデオテープの整理をすることにした。LPレコード整理用の箱に五箱くらいあった。ものによってはラベル部分にかなり盛大なカビが生えているもののある。やはり定期的に風通ししなくてはいけなかったのか。

そもそもビデオからDVDに落としたとして今後何回見るか疑問ではあるが、昔はなけなしのお金をはたいて、それなりの意図を持って録画したのであるから、それなりの愛着もある。今はDVD-Rのメディア一枚100円くらいだし「それなりの意図」を保存しておくという意味では安いものである。

とりあえず、こんなビデオが見つかった。

インバル/フランクフルト放送交響楽団

1987年来日公演より。モーツァルトの《ハフナー》とマーラーの交響曲第5番。この時の日本公演は大学時代に見に行き、マーラーの交響曲第5番のスコアにサインをもらったことを覚えている。

朝比奈隆/シカゴ交響楽団

1996年の客演。ブルックナーの交響曲第5番。この時、朝比奈さん85歳。トランペットの首席奏者アドルフ・ハーセス81歳。あわせて166歳である。朝比奈さんはこの作品を指揮するときは金管奏者を倍にするのだが、シカゴ交響楽団からは断られたという話。

デュトワ/NHK交響楽団

《春の祭典》とか《ダフニスとクロエ》とか。デュトワが音楽監督になる前に客演に来たときの演奏。《春の祭典》のリハーサル映像が貴重だし面白い。しかし、この作品をよく暗譜で振れるものだ。

デュトワ/NHK交響楽団

こちらは2001年。西村朗さんのサクソフォン協奏曲を須川さんソリストで。再演かな?あとはドビュッシーの《海》とかルーセルの《くもの饗宴》とか。

カラヤン/ウィーンフィル

1984年ザルツブルク音楽祭での《ばらの騎士》(シュトラウス)商品で DVD 化されているらしい。

さらにエレクトロニカ

Live in Japan(Fennesz)

そういうわけでフェネスの日本公演のライブをタワーレコードの通販で購入した。ジャケット画像と簡単な解説はこちらから。(http://www.faderbyheadz.com/release/headz10.html)にも書いたが、職場の後輩から聞いて激しく気に入ったので、ぜひ持っていたかったのである。

とにかくこの人の音楽は叙情的。冒頭でノイズがひとしきり渦巻いたあと、静寂の中から《Endless Summer》でサンプリングされたギターのフレーズが出てくるところの美しさはすごい。

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ところで、タワーレコードの通販は2500円以上のお買い上げで送料無料なのであるが、上記のフェネスのCDはわずかに2500円に足りない。

ついでにもう一枚購入してしまおうといろいろ探して結局これにした。フェネスも参加しているデヴィッド・シルヴィアンの最新アルバム。確か、フェネスが参加したデヴィッドのライブがNHK-BSで放送されたように思う。耽美的でスタティックなベーシックトラックに重ねられるデヴィッド・シルヴィアンの低音ボーカルが気持ちよい。

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というようなCDを探しているうちに見つけたDVD。最近は本当に劇場公開→DVDリリースの期間が短くなっているなあ。初回限定盤がなくならないうちにゲット。

モーグ氏が静岡文化芸術大学のメディア・アート・フェスティバルに基調講演で招かれたのは去年だったっけ?

まったりと大掃除

夏休みなのだが、なかなか遠出ができないので毎日少しずつまったりと大掃除をしている。CDは前の日記でも紹介したようにフラッシュ・ディスク・ラ ンチなどを使えば省スペース化が可能なのであるが、紙類(書籍とかスクラップとか)はやはり物理的に処分しないと空間が空かないのである。

そんなわけで、今後読む可能性がほとんどない本や、今後読みたくなっても文庫を買うくらいで済ませられる本を持って「BOOK OFF」へ。まあ価格的にはこんなもんかな。

で、店内をうろうろしていて見つけた本。

バンドミュージック・インデックス552

1988年に出版された(らしい)。秋山紀夫さんが吹奏楽曲についての簡単な紹介を書いている本。一時期かなり本気で探していたのであるが、すでに絶版で手に入れることができなかった。思いがけず見つかってうれしい。価格もかなり安かったし、しかも夏休み期間中のセールとかでさらに安くなっていた。

最近、ミュージックエイトからも秋山さんが書かれた「吹奏楽集プログラム・ノート/秋山紀夫が選んだ689曲」という本が出ているが、こちらは増補版のような感じなのだろうか?

買う前に内容をチェックすべくパラパラとページをめくっていたら、最終ページに某有名吹奏楽団のメンバーの名前が書かれていた(笑)。その方の所有物だったらしい。