「題名のない音楽会21」に佐渡裕とシエナ・ウィンド・オーケストラが出演していたので見てみる。
伊奈学園をモデルバンドにして《アルメニアン・ダンス・パートI》を指導していたのだが、「作戦」と称して細かいメリハリを教えていくところが面白かった。やはり自分が持っているイメージの伝え方がうまい。
言葉の端々から佐渡さんの音楽観が垣間見られるのであるが、そういったところからも私はこの人が作る音楽に共感できる。「真剣になってもいいが深刻になってはいけない」は名言。
来週もこの番組にはシエナが出演する。番組のホームページには来週の演奏曲目も紹介されている。「あの曲」で番組を締めるのが誰のアイデアかわからないが、涙が出るくらいうれしいですね。
そうそう。コンクールで指揮をして審査員室に殴りこんだというエピソードはこの本にも書かれています。