夏に坂本龍一ライブを聞きに行くことになった。 最後にバンドとしてライブを行なったのは1995年の「D&Lライブ」らしいので、かれこれ10年ぶりということになる。
私も教授のライブとしては、佐渡裕さんとやったオーケストラのコンサートやオペラや岩井俊雄さんとやったピアノコンサートあたりは見に行っているのだが、バンドとしてのライブとなると、ひょっとして「BEAUTYツアー」以来かもしれない。
というわけで、予習がてらツアーメンバーであるクリスチャン・フェネスのCDを買ってみた。確か昨年来日したデヴィッド・シルヴィアンのライブにもいたような気がする。
アマゾンでレビューを見てみるとなかなか評判がいい。 エレクトロニカは全体を俯瞰して聞いているわけではないので、これがエレクトロニカというジャンルの中でどのへんに位置しているのかわからないが、なかなかよい。 タイトル曲の《エンドレス・サマー》ではサンプリングされたギターのフレーズがかなり大胆に使われているのだが、そのサウンドとノイズを組み合わせて一曲の中でドラマを作ってしまうのは面白い。
先日の竹村延和さんの「フィナーレ」でも感じたのであるが、電子音の組み合わせ(多少裏技というかアクセントとして自然音も入っていたりするが)で叙情性を喚起する音楽を作っているというあたりが個人的には気に入っている。