私の勤務している会社で、チック・コリアの社内向けコンサートがあった。
確か、10年くらい前にジャズ・フェスティヴァルでチックのバンドを見たような気がするのだが定かではない。アコースティック・バンドだったかエレクトリック・バンドだったかも覚えていない。
(しかし、誰が言い始めたのか知らないが、チック・コリア・エレクトリック・バンドの「チックエレキバン」という略称は秀逸だなあ。)
曲目は以下の通り。
- ガーシュインの「Someone to Watch Over Me」
- 自作「アルマンドのルンバ」に基づくインプロヴィゼーション
- 曲目不明。ゲイリー・バートンと一緒にやった曲と言っていたような気がする。
- そして、もちろん「スペイン」。
バンドでのチックはあまり好きでなかったのだが、ソロはなかなかよい。そういえば、ゲイリー・バートンとのデュオもよかったなあ。和声的に細かいことは言えないのであるが、テンションコードもすっきりしているというか透明感がある。
「スペイン」はロドリーゴの「アランフェス協奏曲」から続ける展開で(どれかのアルバムに入っていましたっけ?)、途中ではチックが弾いたメロディを掛け合いで聴衆に歌わせるという演出もあった。