坂本龍一とルイ・ヴィトン

+33(坂本龍一)

ルイ・ヴィトンの創業150周年を記念して坂本龍一さんが書いたピアノ曲。9月2日に晴海で行われた創業150周年パーティーで配布された1曲のみ収録のCD。

単なる連弾なのか多重録音なのかよくわからないが、ミニマルっぽく断片を積み重ねていく曲である。聞きながら立花ハジメさんのソロ・アルバム「Hm」に収録されている《ピアノ・ピローズ・ゴーイング・アブストラクト》を思い出した。確か、この曲も坂本さんの作曲だったはず。

坂本さんの最近の仕事として六本木ヒルズのオープニングのために書かれた《ランド・ソング》などもあるが、あれはちょっと売れ線狙いかなという気がする。それと比較していい意味で力が抜けていると思う。ノベルティとして書かれたがゆえの開き直りというか、潔さが、いい具合にユーモアになっている。

 

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