キャロル・キング/ブライアン・イーノ

つづれおり

1970年代の名盤と言われるアルバム。《アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ》《ホーム・アゲイン》《ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ》あたりがよく知られている曲か?《ホーム・アゲイン》は最近、卓球の福原愛ちゃんが登場するCM(富士フィルムだったっけ?)でかかっている曲である。

ソウルフルなナンバーである《アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ》はもともと好きだったのであるが、少し前にリマスター再発されたことだし、名盤としての評価も高いしということで、ちょっと聞いてみようかと思い購入したしだい。

もともと、シンガー・ソング・ライターとして活躍していたということは知っていたのであるが、ビートルズもカバーしていた(ファーストアルバム所収の《チェインズ》など)コンビであるキング=ゴフィンの「キング」の方だとは知らなかった。(「ゴフィン」は夫君であるジェリー・ゴフィン)ちなみに、レノン=マッカートニーという連名は、このキング=ゴフィンを意識してつけたクレジットだそうである。

紙ジャケ再発ブームとかのおかげで、個人的にも(おそらく業界的にも)ちょっと昔の洋楽の再評価が進んでいると思うのだが、何というか、しんみりと癒される。

ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ(紙ジャケット仕様)

これは全然癒されない(笑)。ロキシー・ミュージックを脱退した(というか辞めさせられた?)ブライアン・イーノのソロ・ファースト・アルバム。

ブライアン・イーノというと「アンビエント・ミュージックの祖」ということで、非常に落ち着いたイメージが強いのであるが、ロキシー・ミュージックにいた頃は気恥ずかしいくらい過剰なコスチュームやサウンドを指向していたのである。

そういうわけで、このソロ・アルバムもロキシー・ミュージックのファースト・アルバムなどの「過剰な部分」をさらに煮詰めたようなサウンドになっている。

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