定期演奏会のプログラムノート執筆開始。さすがに全ての曲について考えている時間はないので、書きたい作品を選んでそれ以外は他の団員に担当してもらうことにした。
ウォレン・ベンソンの《落葉》はぜひ自分で書きたかったし、ベンソンにインスピレーションを与えたリルケの詩「秋」もぜひプログラムノートに載せて、聞きに来ていただく方に読んでいただきたいと思っていた。もちろん、いくつか邦訳はあるのだが、個人的には新潮文庫「リルケ詩集」に収められている富士川英郎さんの訳が気に入っているので、ぜひこれを載せたかった。
というわけで、転載について新潮社に問い合わせ。もちろん、リルケ (1875-1926) の原文については著作権が消滅しているのであるが、富士川英郎さんの訳文については著作権が残っているとのこと。富士川英郎さんは亡くなられているので、ご遺族が著作権を管理されているということをお聞きした。ご遺族の許可が得られれば新潮社の許諾は必要ないということらしい。ご遺族の連絡先を聞いて、無事許諾をいただくことができた。