2004年5月30日(日) アクトシティ浜松大ホール
ヤマハ吹奏楽団の定期演奏会を聞きに行く。プログラムは以下の通り。
- P.I.チャイコフスキー/イタリア奇想曲
- 菊池幸夫/摩天
- J.イベール/「寄港地」より
- F.チェザリーニ/アルプスの詩
アンコール
- P.マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
- J.フチーク/フローレンティナー・マーチ
最近の演奏会では tutti のバランスの悪さが気になっていたが、今回はよかった。全体にこじんまりとしてしまったのだが、バランスの改善によって聞きやすくなったメリットの方が大 きいと思う。(恐れていたように《アルプスの詩》ではやはり部分的に寝てしまったが …..)
委嘱作品である「摩天」は一種のオルガン協奏曲とでも言える作品。オルガンとバンドが拮抗しながら高みに向かう ….. という作曲者のプログラムノートそのままのようなイメージ。(ということで、今年のコンクールの自由曲にはならないような気がする。)最近の「長生四部作」はかなりロマンティックな作風であったが、この作品でまた「硬派な」ヤマハ委嘱作品の作風が戻ってきたように思える。