スコア到着

H.オーウェン・リードの《メキシコの祭》と同時に注文していたウィリアム・シューマンの《ニューイングランド三部作》のフルスコアが到着。ううん、失敗。管弦楽版のスコアだった。吹奏楽作品としての《ニューイングランド三部作》は出版されていないのかな?

そんなわけでスコアを見ながら吹奏楽版の《ニューイングランド三部作》を聞いてみたのであるが、かなり違いがある。オーケストレーションも、例えば弦楽器セクションをクラリネットやサックスに振り分けるという通常想定されるトランスクリプションではなく、オクターヴを上下させたり楽器を極端に変更したりでかなり印象が異なる。

例えば、第2曲「イエスが涙を流し給うとき」の冒頭は管弦楽版ではオーボエとファゴットのデュオである。吹奏楽編曲でもそのまま使ってよさそうなものだが、これがトランペットとユーフォニアムのデュオになっている。トランペットにとってもユーフォニアムにとってもかなりきつい高音域を使うことになってしまう。

単独の吹奏楽作品としても知られる第3曲《チェスター》は、冒頭こそ木管主体のコラールで開始されるが、吹奏楽編曲では管弦楽版にない金管のコラールもあったり、主部に入ってからの主題の展開もかなり異なっていたりする。

管弦楽版の音源を聞いてみたいが、持ってたっけ …..

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